2022年12月、横浜銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「eMAXIS 日経225インデックス」の概要
横浜銀行の12月ランキング1位は、「eMAXIS 日経225インデックス」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。12月は-6.6%のマイナスリターンとなったものの、日経平均株価に連動するインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。2023年1月以降も、日経平均株価が下がると同ファンドに買いが入る可能性は高いだろう。
■eMAXIS 日経225インデックス
基準価額 3万878円
信託報酬 0.44%(年率・税込)
純資産残高 495.71億円
<騰落率>
1カ月 -6.6%
3カ月 0.7%
6カ月 -0.3%
1年 -7.8%
※12月末時点
全体を見て:インデックスファンドが人気
横浜銀行では、インデックスファンドの人気が高かった。ランキング2位の「eMAXIS NYダウインデックス」は、米国を代表する株価指数である「ダウ・ジョーンズ工業株平均(配当込み、円換算ベース)」に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。12月は-6.1%のマイナスリターンとなった。ただ、1年騰落率は+6.3%となっているので、2023年1月以降も横浜銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。
■eMAXIS NYダウインデックス
基準価額 3万3037円
信託報酬 0.66%(年率・税込)
純資産残高 401.23億円
<騰落率>
1カ月 -6.1%
3カ月 4.5%
6カ月 4.6%
1年 6.3%
※12月末時点
ここに注目:「フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)」が5位にランクイン
「フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)」が5位にランクインしている。同ファンドは、米国の取引所に上場している不動産投資信託(リート)に投資するREIT型ファンドである。12月は-7.02%のマイナスリターンとなった。また、11月末時点の実績配当利回りは3.44%あるものの、米10年債利回りも3.46%(2023年1月24日時点)あり、インカムゲイン狙いの投資対象として魅力は低下している。今後も米10年債利回りの動向に注意が必要だろう。
■フィデリティ・USリート・ファンドB(為替ヘッジなし)
基準価額 2988円
信託報酬 1.54%(年率・税込)
純資産残高 6379.1億円
<騰落率>
1カ月 -7.02%
3カ月 -2.29%
6カ月 -9.20%
1年 -11.27%
※12月末時点