2022年12月、福岡銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」の概要
福岡銀行の12月ランキング1位は、「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」だった。同ファンドは、国内のリート(不動産投資信託)に投資するREIT型ファンドである。12月は-3.75%のマイナスリターンとなったものの、12月末時点における予想配当利回りは4.09%と高いので、インカムゲイン狙いのファンドとして魅力が高い。2023年1月以降も、福岡銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。
■J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)
基準価額 6098円
信託報酬 1.1%(年率・税込)
純資産残高 4333.09億円
<騰落率>
1カ月 -3.75%
3カ月 -2.38%
6カ月 -1.55%
1年 -5.11%
※12月末時点
全体を見て:外国株式型ファンドが人気
福岡銀行では、外国株式型ファンドの人気が高かった。ランキング2位の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」は、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど米国の成長株に投資するアクティブファンドである。ただ、12月は-6.7%のマイナスリターンとなり、1年騰落率も-18.9%と下落している。米ハイテク株の下落に加え、円高・ドル安が進んでいることも逆風となっているのだ。しばらく上値の重い展開が続きそうだが、2023年1月以降も福岡銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。
■アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)
基準価額 4万57円
信託報酬 1.727%(年率・税込)
純資産残高 6474億円
<騰落率>
1カ月 -6.7%
3カ月 -4.9%
6カ月 -4.1%
1年 -18.9%
※12月末時点
ここに注目:「One 国内株オープン」が8位にランクイン
「One 国内株オープン」が8位にランクインしている。同ファンドは、国内の成長株、割安株、大型株、中小型株といった視点から、その局面で最適と思われる銘柄に投資するアクティブファンドである。12月末時点における組入上位銘柄は、以下の通り。
1.トヨタ自動車 2.84%
2.三菱UFJフィナンシャル・グループ 2.84%
3.ソニーグループ 2.80%
4.キーエンス 2.18%
5.日本電信電話 1.86%
12月は-4.7%のマイナスリターンとなったものの、3年間では+30.30%となっており、ベンチマーク(TOPIX)の9.90%を大きく上回っている。指数(インデックス)よりも高いリターンが期待できるファンドとして、2023年1月以降も福岡銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。
■One 国内株オープン
基準価額 2万9549円
信託報酬 1.76%(年率・税込)
純資産残高 166.96億円
<騰落率>
1カ月 -4.70%
3カ月 4.58%
6カ月 5.18%
1年 -3.73%
※12月末時点