2023年1月、福岡銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。
第1位「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」の概要
福岡銀行の1月ランキング1位は、「J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)」だった。同ファンドは、国内の不動産投資信託(J-REIT)に投資し、安定したインカムゲインの確保と信託財産の中長期的な成長を目指す。1月は-3.58%のマイナスリターンとなったものの、1月末時点における予想配当利回りは4.28%となっている。高い利回りが期待できるファンドとして、2月以降も福岡銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。
■J-REIT・リサーチ・オープン(毎月決算型)
基準価額 5814円
信託報酬 1.1%(年率・税込)
純資産残高 4208.61億円
<騰落率>
1カ月 -3.58%
3カ月 -7.44%
6カ月 -8.06%
1年 -2.82%
※1月末時点
全体を見て:外国株式型ファンドが人気
福岡銀行では、海外株式型ファンドの人気が高かった。ランキング2位の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」は、マイクロソフトやアマゾン・ドット・コムなど米国の成長株に投資するアクティブファンドである。1月は3.5%のプラスリターンとなったものの、1月末時点における1年騰落率は-3.9%となっている。米国のハイテク株は上値の重い展開が続いているが、2月以降も同ファンドが福岡銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。
■アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)
基準価額 4万1450円
信託報酬 1.727%(年率・税込)
純資産残高 6710億円
<騰落率>
1カ月 3.5%
3カ月 -8.2%
6カ月 -7.7%
1年 -3.9%
※1月末時点
ここに注目:「ストックインデックスファンド225」が3位にランクイン
大和アセットマネジメントが運用する「ストックインデックスファンド225」が3位にランクインしている。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。1月は+4.7%のプラスリターンになり、1月末時点における1年騰落率も+2.9%と堅調だ。2月以降も、同ファンドが福岡銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。
■ストックインデックスファンド225
基準価額 1万2277円
信託報酬 0.517%(年率・税込)
純資産残高 1009億円
<騰落率>
1カ月 4.7%
3カ月 -0.9%
6カ月 -0.9%
1年 2.9%
※1月末時点
執筆/山下 耕太郎(金融ライター/証券外務員1種)
一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。
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