2023年4月、ゆうちょ銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

 

 第1位は「ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」

ゆうちょ銀行4月のランキング1位は、「ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」だった。同ファンドは米国のリート(不動産投資信託)に投資し、米ドル資産のポートフォリオの配当利回りが市場平均以上となることを目指す。ただ、4月末時点における1年騰落率は-13.7%となっている。パフォーマンスが悪化しているが、5月以降もゆうちょ銀行のランキング上位に入るかどうかに注目している。

■ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)
基準価額 2163円
信託報酬 1.672%(年率・税込)
純資産残高 6918億円

<騰落率>
1カ月  3.1%
3カ月 -1.9%
6カ月 -5.9%
1年   -13.7%
※4月末時点

全体的にバランスファンドが人気

ゆうちょ銀行では、バランスファンドの人気が高かった。ランキング3位の「野村6資産分散投信(成長コース)」は、国内と外国の債券・株式・REIT(不動産投資信託)の6資産に分散投資するバランスファンドである。4月は2.3%のプラスリターンとなり、4月末時点における1年騰落率も4.3%と好調だ。5月以降も、同ファンドがゆうちょ銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■野村6資産分散投信(成長コース)
基準価額 16868円
信託報酬  0.836%(年率・税込)
純資産残高 595.1億円

<騰落率>
1カ月 2.3%
3カ月 4.3%
6カ月 1.7%
1年    4.3%
※4月末時点

「つみたて先進国株式」が2位にランクイン

「つみたて先進国株式」が2位にランクインしている。同ファンドは、日本を除く先進国の株式に投資し、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動する投資成果をめざして運用を行う。米国の比率が約7割あるが、イギリスやフランス、カナダなど先進国の株式に幅広く分散投資できる。4月末時点における1年騰落率は6.0%となっており、5月以降も好調なパフォーマンスをキープできるかどうかに注目している。

■つみたて先進国株式
基準価額 19844円
信託報酬 0.220%(年率・税込)
純資産残高 1168.11億円

<騰落率>
1カ月  2.7%
3カ月  5.8%
6カ月 -0.0%
1年      6.0%
※4月末時点

文/山下 耕太郎