技術系スキルが並ぶなか、「語学」が3位にランクイン
今回参考にするのはヒューマンホールディングス株式会社による、企業や組織・団体に勤務している男女1000人(男性:500人/女性:500人)を対象とした調査。回答者は1985年生まれで、2025年に40歳を迎える人たちだ。
スキルと一口にいっても多様な分野がある。40歳の人がこれまでの社会人生活を振り返って、習得しておくべきと実感したスキルは何なのだろうか。

同調査ではそのような質問を投げかけている※。最も回答率が高いのは「コミュニケーション」(33.9%)だった。そのほか上位には「デジタル・IT」(30.7%)や「AIやIoT」(20.6%)といった技術系のスキルが並ぶ。
特徴的なのが3位の「語学」(21.4%)だ。語学力を高めることで業務をスムーズに進められると実感する人が多いのかもしれないと同調査では分析している。
※複数回答可
いつの時代も変わらぬ重要スキル
調査ではこれからの時代に求められるスキルは何かについても聞いている。最も回答率が高いのは「コミュニケーション」(40.8%)だった。いつの時代もコミュニケーションが重要であることは変わらないのかもしれない。

そして、「デジタル・IT」(39.8%)、「AIやIoT」(32.5%)、「データ分析」(31.7%)、「情報収集」(29.2%)など、情報技術系のスキルが続いた。
仕事の悩みとリスキリングの目的はリンクしている?
結局のところ1985年生まれの人で、実際にリスキリングに取り組んでいる人はどの程度いるのか。同調査によれば、「リスキリングに取り組んだことがある」と回答した人は23.2%だった。

また調査ではリスキリングに取り組んだことがある、また取り組みたいと思っている453人に対して、リスキリングの目的についても質問している。
最も回答率が高いのは「業務スキル・知識のアップデート」(39.7%)。次いで回答率が高いのは「新しい業務スキル・知識の習得」(38.0%)だった。
なお、同調査では仕事の悩みについても質問している。悩みとして1番多いのは「給与が低い」、2番目に多いのが「モチベーションが上がらない」だった。リスキリングの目的でも「給与アップ」(37.5%)、「仕事へのモチベーションの維持・向上」(33.1%)が上位にランクインしている。仕事の悩み解消を期待してリスキリングに取り組む人も少なくないのかもしれない。
仕事と勉強の両立がカギに
前問の調査結果からいえば、回答者の7割超※がリスキリングに取り組んでいないことになる。取り組むうえで足かせになっているものは何だろうか。

同調査では「リスキリングに取り組む上で足かせになっているもの」についても質問している。最も回答率が高いのは「仕事の忙しさ」(26.8%)だった。僅差で「金銭の不足」(26.6%)が続く※。
※回答者数768人、複数回答可
仕事といかに両立して時間と金銭的な問題を解決するかがカギとなるのだろう。また「リスキリングに関する知識不足」(25.0%)を挙げる人も一定数いた。教育訓練給付金などのように条件を満たせば国から金銭的な補助を受けられる場合もある。こうした情報の周知が進めば、リスキリングに取り組む人は増えるかもしれない。


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