2022年3月、横浜銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「インデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式)」の概要

横浜銀行の3月ランキング1位は、「インデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式)」だった。同ファンドは、NASDAQ100指数(円換算ベース)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。NASDAQ100指数とは、米国NASDAQ市場に上場している非金融株のうち、流動性が高く、時価総額の大きい上位100銘柄で構成されるインデックスである。時価総額加重平均で算出され、毎年12月に、10月末または11月末の時価総額に基づき定期的に銘柄を入れ替える。3月のNASDAQ100指数は、2月に比べ上昇した。3月前半は、ウクライナ情勢をめぐる欧米とロシアの対立が一段と激化したことや、米連邦公開市場委員会 (FOMC)による政策金利の引き上げ見通しを受けた長期金利の上昇などにより、株価は下落。
しかし、3月後半は、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の政策金利引き上げに耐えうる米国経済の強さに関する発言や、ロシアとウクライナの停戦協議進展への期待などが支援材料となり、株価は上昇した。NASDAQ100指数は2022年になって売りが優勢になっていたが、3月は大幅な反発となったことから、4月も横浜銀行のランキング上位に入る可能性は高いだろう。

■インデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式)
基準価額 14,383円
信託報酬 0.484%(年率・税込)
純資産残高 376.18億円

<騰落率>
1カ月 12.50%
3カ月 -2.73%
6カ月 11.74%
1年    29.20%

※3月末時点

全体を見て:日経平均株価を対象にしたインデックスファンドが人気

2位と3位に日経平均株価を対象にしたインデックスファンドがランクインしている。2位の「eMAXIS 日経225インデックス」は、日経平均株価(配当込み)と連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。日経平均株価はロシアのウクライナ侵攻により、3月9日に24,681.74円まで下落。昨年来安値を更新した。しかし、日経平均株価を対象にしたインデックスファンドは、株価が下落する局面で買いが増える傾向にある。横浜銀行でも、日経平均株価が昨年来安値を更新した3月第2週(7〜11日)に買いを入れた投資家が多かったと考えられる。4月に入っても日経平均株価はボラティリティが高い状況が続いているが、株価が下落する局面では同ファンドに買いが入る可能性は高いだろう。

■eMAXIS 日経225インデックス
基準価額 32,615円
信託報酬 0.44%(年率・税込)
純資産残高 435.47億円

<騰落率>
1カ月 5.7%
3カ月  -2.6%
6カ月  -4.7%
1年     -3.3%

※3月末時点

ここに注目:「投資のソムリエ」が4位にランクイン

4位に「投資のソムリエ」がランクインしている。同ファンドは国内・先進国・新興国の債券と株式、国内・先進国のREIT(不動産投資信託)に分散投資するバランスファンドである。3月は株式市場やREITは上昇したが、債券は金利上昇懸念から下落した。同ファンドはウクライナ情勢の緊迫化を受け、3月に株などのリスク性資産の比率を下げ、債券などの安定資産の割合を上げた。しかし、これによって株式市場の上昇を享受できず、債券価格の下落によって3月もマイナスリターンとなっている。2020年3月のコロナショック時でもプラスリターンをあげたことから、同ファンドには個人投資家の人気が集まり、純資産残高はバランスファンドの中で最大になっている。しかし、3月末時点における1年間のリターンはマイナス5.24%となっており、低調なパフォーマンスが続いている。4月以降も横浜銀行のランキング上位に入るかどうかに注目だ。

■投資のソムリエ  
基準価額 11,479円
信託報酬 1.54%(年率・税込)
純資産残高 6,217.04億円

<騰落率>
1カ月 -2.01%
3カ月 -5.97%
6カ月 -6.18%
1年     -5.24%

※3月末時点