2021年9月6日〜9日 、茨城県東茨城郡大洗町・磯場ポイントで行われたJPSAツアー第3戦「さわかみチャレンジシリーズ 第25回茨城サーフィンクラシックさわかみ杯 -Challenge II-」。メンズクラスで安室丈・ウィメンズクラスで松岡亜音が初優勝した。以下、大会決勝リポート。

茨城大洗 c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIATION

大会リポート

女子松岡、プロ資格取得から優勝へ

前大会と同様に、感染防止策を万全にして行われたJPSA第3戦。終日雲に覆われ、弱いオフショアが吹くコンディションのなか男女の決勝が行われた。

ウィメンズ決勝は、今大会のトライアル戦を勝ち抜き、プロ資格を取得した松岡亜音と19年度グランドチャンピオンである須田那月の対決。

松岡亜音 c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIATION

この日、トライアルから準決勝まで5試合をこなした松岡。開始早々、頭サイズの波にテイクオフすると、フロントサイドのカーヴィングとリッピングのツーマニューバーで5.33ptをスコアし、疲れを微塵も感じさせないライディングで試合をリード。

初期の都筑有夢路を彷彿とさせるパワーサーフィンを見せつけ、終盤に4.67ptをそろえた松岡が最後までヒートを引っ張り、JPSA初優勝を手にした。

松岡亜音 c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIATION松岡亜音 c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIATION波にレールをとられ、ファイナルで転倒が目立った須田那月 c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIATION

試合後には、「ファイナル、楽しくできました。応援ありがとうございます。みんなに感謝したいです」と満面の笑顔を見せた松岡。快勝した試合内容ついて聞かれると、「ファイナルヒートの25分、最初の20分で自分のサーフィンをして、最後の5分は(須田を)マークしました」。そのチャーミングさとは裏腹に、歴戦の猛者を物ともしない計算高さを垣間見せた。

前大会チャンピオンの脇田紗良(左)を下した松岡亜音(右) c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIATION

男子安室、快進撃見せる

メンズ決勝は関西出身プロサーファー“西三兄弟”の末っ子、西優司とビラボンの若手ホープ、安室丈。四国の生見ポイントを練習拠点にする者同士の対決だ。

3本目、安室が頭以上のサイズある波にライト方向へテイクオフ。ワンマニューバーをメイクし、5.77ptをスコア。4本目もライトの波をつかむと深いボトムターンから縦のリップを1発。続いて崩れてくるリップにレールを合わせると、スピードを落とさずエンドセクションをまとめ、7.67ptを叩き出した。

安室丈 c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIATION

西も3本目、ライト方向にテイクオフした波のトップで切り返し、大きいスプレーを上げる。エンドセクションで崩れかけのリップに素早くをボードのボトムを当ててメイクし、5.07ptをスコア。続いて4本目でエアーリバースに挑戦するも、インコンプリートとなり3.00pt。惜しくも安室のポイントには及ばなかった。

安室丈 c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIATION安室丈 c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIATION安室丈 c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIATION

「やっと優勝できてよかったです。最後は波がダンパーになると思ったので、ロールイン狙いました」

試合後にそう語った安室。JPSA初優勝にもかかわらず、冷静さを欠かないクールガイだった。

安室丈の深いボトムターン c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIATION安室丈のトップターン c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIATION

コロナ下での開催により、残り2戦となったJPSAプロサーフィンツアー2021。グランドチャンピオンを虎視眈々と狙うルーキーの躍進が目立った今大会となった。

次戦は「ムラサキ 鴨川オープン」は千葉県・鴨川ポイントで10月4日 〜 10月7日に行われる予定。

西優司 c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIATION