10月6日〜8日、神奈川県・茅ヶ崎海岸で行われたJPSAツアー・ロングボード第4戦「クリオマンション 茅ヶ崎ロングボードプロ」。メンズクラスで浜瀬海、ウィメンズクラスで吉川広夏が優勝した。以下、大会決勝リポート。

決勝リポート

茅ヶ崎海岸  c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIATION

メンズ優勝は浜瀬海。1年ぶりの出場

ファイナリストは秋本祥坪、浜瀬海、尾頭信弘、堀井哲の4人。サイドオンショア(3〜4m/s)で海面がざわつくコンディションのなか、メンズクラスの決勝戦がスタート。

序盤は浜瀬、秋本、堀井の三つ巴で試合が展開。3〜4点台が連続でスコアされるも、3者とも決定打に欠ける得点。

ノーズを決める堀井哲  c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIATION

試合が動いたのは、残り時間15分となった場面。ライト方向にテイクオフした堀井が、アウトからミドルまでの長いハングファイブ。さらにエンドセクションでダメ押しのロールインを決め、7・50ptの高得点をマーク。その後6・75ptバックアップスコアをそろえ、試合を大きくリードした。

潮が上げ込みにより、極端にセットが少なくなる茅ヶ崎海岸。試合は残り10分。堀井がこのまま逃げ切るかに思われた。

逆転劇を見せた浜瀬海  c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIATION

ここでブーストをかけたのは、1年ぶりのJPSA出場となる浜瀬海。レフト方向にテイクオフするとファイブとテンを入れ替わり披露。イケイケのライディングで9点台を叩き出し、バックアップの6点をそろえると合計15・10ptで優勝を手にした。

浜瀬海、圧巻のノーズライディング①  c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIATION浜瀬海、圧巻のノーズライディング②  c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIA浜瀬海、圧巻のノーズライディング③  c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIA

ヒザ〜モモのサイズながら、恐ろしいまでの体幹で安定したサーフィンを見せつけた浜瀬。残り数分での逆転劇に堀井も追いつけず、あと一歩のところで浜瀬に優勝を許した。

地元平塚の海でサーフ・コーチングを行っている浜瀬。優勝後のインタビューでライディングのコツを聞かれると、「(回数を)やるしかないです。今日の試合のように、やるしかない」と言って白い歯を見せた。

ウィメンズ優勝、吉川の目には涙

一方、ウィメンズクラスのファイナリストは吉川広夏、井上楓、小林恵理子、市川梨花の4人。

決勝常連の吉川が試合序盤から安定のライディングを見せつけると、7・75ptと6・25ptをスコア。井上と市川を、2本の高得点を出さないと逆転ができない「コンビネーション」に追い込む。

吉川広夏  c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIA吉川広夏  c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIA吉川広夏のノーズライディング  c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIA

その窮地を物ともしなかったのは、プロフリーサーファー小林直美の母、小林恵理子。4・75pt、続いてスコアした5・65ptで合計10・40を出すと、堂々の初表彰台入りを決めた。

小林恵理子  c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIA

そのまま吉川が1位、小林が2位のポジションを崩さず、試合終了のホーン。吉川が19年のロングボード第4戦「北泉プロ」以来1年ぶりの優勝を決めた。

吉川広夏  c) JAPAN PRO SURFING ASSOCIA

決勝後のインタビューでは、「優勝は1年ぶりなのですごく……うれしいです」と声をつまらせた吉川。「準優勝の小林恵理子さんとずっと2人で練習していました。その成果が出たのかな」とうれし泣きの表情を見せた。

大会結果

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ウィメンズクラス

優勝:吉川 広夏  (獲得賞金14万6300円)
2位:小林 恵理子
3位:井上 楓
4位:市川 梨花

メンズクラス

優勝:浜瀬 海            (獲得賞金50万5500円)
2位:堀井 哲
3位:秋本 祥坪
4位:尾頭 信弘

ロングボード最終戦となる次大会は、愛知県で行われる。なお開催時期は未定。

text by 佐藤稜馬

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