世界のBBOY・BGIRLが目指すブレイクダンスシーン最高峰の大会「Red Bull BC One」

2022年9月25日山口県下関市にて、世界最高峰のダンスバトルRed Bull BC Oneの日本最終予選、Red Bull BC One Cypher Japan 2022が行われた。BBOYとBGIRLの優勝者それぞれ1名は、11月にニューヨークで行われる世界最終予選 Red Bull BC One Last Chance Cypher の出場権を手にすることが出来る。たった一枚の世界への挑戦権をかけた今大会は、昨日行われたTHE JAMと各地の予選大会の勝者に加えて、ワイルドカード(招待枠)で集められたBBOY・BGIRLが出場し、BBOYはベスト16から、BGIRLはベスト8から壮絶なバトルが繰り広げられた。会場である海峡メッセ下関には、ブレイクダンスバトルではトップクラスの、豪華な特設会場が設営され、生のダンスを観戦するために多くのオーディエンスが足を運んだ。

photograph by Jason Halayko / Red Bull Content Pool

世界一の経験を持つ ISSEIや、Cypher Japan連覇中のNORIなどが登場

初戦から、 ISSEI と 2GOO の FOUND NATION(国内トップクラスの実績を持つクルー)同士の対決や、出場者の中では最年少ながら海外からも注目を集める TSUKKI と、過去の BC One 日本大会で好成績を収める GEN ROC の対決など、BBOY部門では見逃せないマッチアップが続き、Red Bull BC Oneならではの好カードが連発した。BGIRL部門でもワールドファイナルでベスト8の実績を持つ AYANE や、昨年の日本予選ファイナリスト ERi FeNeSiS が参戦。各カードで接戦が予想された今大会だったが、実際にジャッジ票が2対1に割れる試合が多く(ジャッジ票は全部で3票)、日本のブレイクダンスシーンのレベルの高さを感じる一日となった。

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BBOYは若手世代の代表格、BGIRLはシーンと歴史を歩んだダンサーが決勝戦へ

BBOY部門ではベスト8までに、若手世代が実績のある中堅やベテランを倒し、勝ち上がる試合が続いた。SHIOSEI は Cypher Japan 地方予選の決勝で敗れている KAKU と準々決勝でバトルし、見事リベンジに成功。その勢いのまま決勝に進出。ブラケット(トーナメント表)逆サイドの ISSIN は、過去の世界王者 ISSEI と、Cypher Japan 連覇中の NORI を倒した TOA に連続で勝利し、決勝に勝ち上がってきた。BGIRL部門では、ERi FeNeSiS と YURIE が決勝に進み、チームメイト同士の決勝戦に。ERi FeNeSiS は、昨年のリベンジに意気込みYURIE と 相対したが、ジャッジ票2対1の接戦を YURIE が制し優勝。BBOYもパワームーブを連発する両者の戦いは接戦となり、最後のジャッジ票まで勝負が分からない展開。最後は ISSIN のパネルが上がり、嬉しい初優勝を飾った。BBOY・BGIRLともに決勝戦のみ3ムーブ制となり、最後の最後までタフな戦いを強いられるのが、このRed Bull BC Oneである。

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YURIE コメント「自分の人生をかけて創り上げたダンスが伝わるように」

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今日を振り返ってみてどうでしたか?

個人的には全部負けられない戦いだったので、全バトル気合が入ってました。一回戦のchuraちゃんも若手ですごい勢いがあって、破壊力とパンチ力があるので、一回戦で最も当たりたくない相手でした。二回戦のAYUちゃんも、過去負けることが多かったので、今回は負けたくないって思いがありました。決勝のERi FeNeSiSさんもチームメイトであり、切磋琢磨してきた仲間だったので、どのバトルも1ムーブにかける思いが詰まったバトルになりました。

最後勝利した時の気持ちはどうでしたか?

やることはやったなって思ったので、あとはジャッジ次第だなという気持ちでした。ドラマチックな事に一票目が私で二票目が向こうだったのでドキドキ感があって。札が上がる瞬間は正直見れなかったんですけど、上がってくれと言う気持ちと見た瞬間はちょっと信じられなかったけど嬉しい気持ちででした。

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Red Bull BC One Last Chance Cypher に向けて、どのように過ごしますか?

日本のBGIRLのレベル自体はめちゃくちゃ高いので、凄いプレッシャーは感じています。ただ日本代表としてのプレッシャーに負けないように、良さを出せるように自分を信じながら、本番を楽しめる様に調整していきたいです。

各地の予選から振り返って、Red Bull BC Oneはどうでしたか?

年齢も年齢なので、いつまでも世界の舞台に立つために本気でダンスする事がこの先何年も出来ることではないと思っています。去年も2回戦で負けてしまって、今年を最後にしようという気持ちで本格的に去年から取り組んできました。泥臭くも色んなところを回ったことで1年間自分として成長もできたし、それを発揮して自分を見せつけたいと思って今日は挑みました。

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Red Bull BC Oneはどんな存在ですか?

存在自体が大きいし、世界中からの注目も多いので、夢の大舞台って感じですね。2019年までBGIRL部門が無かったのと、大会があってもチームが無くてチャレンジできない大会(CREWバトルなど)もあるので、Red Bull BC Oneは自分の力のみで代表を目指せる大会だったので、私の中では凄い大きいイベントだと思っています。

最後にメッセージをお願いします

今日、参加した方も全員そうだと思うんですけど、自分の人生をかけて創りあげたものがそれぞれのダンスだと思うので、それをしっかり世界の舞台でも「私の人生、ダンスはこれなんだ」っていうのが伝わるような踊りを、楽しみながらやっていきたいです。

ISSIN コメント「今日は出ている全員、倒したかった相手でした」

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今日を振り返ってみてどうでしたか?

今日はみんな倒したかった相手だし、これまでに倒したことがない人たちに勝つことが出来て、ずっとビックリが続いていた日でした。

決勝戦で最後のジャッジ票が入り、勝利が決まった瞬間の気持ちは?

「嬉しい!」っていう気持ちが出すぎて、他の感情が出てこなかったんですけど、やっと Red Bull BC One World final に近づけたっていう想いがあったので「Red Bull BC One サイコー!」って思いながら手を上げていました。

Red Bull BC One Last Chance Cypher に向けて、どのように過ごしますか?

今日の一番の反省点は体力が無いことと、ネタ不足でした。決勝戦も最後ネタが無かったので、もっと自分のネタを増やして、3ムーブ通せるように練習して Last Chance Cypher では後悔しないように練習していきたいです。

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Red Bull BC One はどんな存在ですか?

絶対に外せないバトルですね。本当にダンスを始めた時から目指しているバトルなので、何が何でも出たいと思っています。自分がダンスしていく上で 「 BC One は獲らなきゃダメでしょ!」ってずっと思っています。

去年のBC OneではKawasaki Cypher(Cypher Japanの予選大会)で優勝しましたが、その時と比べて今は何が違いますか?

動きの量が格段に違いますね。まだまだ足りないですけど、最近は特にネタも増えてきたので、その時より自分の動きは増えたかなと思います。

Last Chance Cypher で世界のBBOYに勝つために何が必要ですか?

ミュージカリティやパッションで自分を出すことが海外の人は上手なので、自分もその部分をもっと出せるように、いっぱい踊って自分を表現できるようにしていきたいです。

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海外のBBOYに比べて自分の強みになると思う部分は?

動きの質ですね。まだネタの通し練習は足りていなかったんですけど、自分が絶対に決めたい動きは全部決まりました。パワームーブをそのままやるのではなく、ひねって使うことだったりが僕は好きなので、質にこだわることが自分の強みだと思っています。

最後にメッセージをお願いします

世界で自分自身が、まだまだ全然知られていないので、一回踊りを見てもらっただけでみんながファンになってくれるような、カッコよさや凄い動きなどで、人を惹き付けられるようなBBOYになっていきたいです。

The Moments Of「Red Bull BC One Cypher Japan 2022」

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