日経平均は反落。127.00円安の19991.86円(出来高概算9億7000万株)で前場の取引を終えた。17日の米国では本格化する4-6月期決算を見極めたいとの思惑から、様子見姿勢が強まった。また、予想を下回る経済指標のほか、原油相場の下げも嫌気され、高安まちまちの展開。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円安の20035円となり、これにサヤ寄せする格好から利食い先行の展開となった。

 その後は2万円の攻防となるなか、これを割り込むとやや下げ幅を拡大。下げ渋りをみせているものの、2万円処に上値を抑えられている。円相場は1ドル112円10銭辺りと円高に振れて推移していることも重石となっている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは銀行、不動産、輸送用機器、保険が軟調。半面、鉱業、水産農林、鉄鋼、精密機器が小じっかり。

 日経平均は節目の2万円を割り込んできており、5日、25日線も割り込んできていることから、模様眺めムードが強まりやすいだろう。円相場は1ドル112円を割り込みつつあり、こちらも手控え要因になりやすいだろう。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、武田薬<4502>、太陽誘電<6976>、東エレク<8035>がしっかり。しかし、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>の下落影響が大きく、方向感は掴みづらい。

 また、こう着の中では中小型株などに資金が向かいやすいが、決算発表が本格化する中で、決算内容に大きく反応している。一気に手仕舞いの流れにもなるなか、決算内容を見極めるまでは積極的な売買は手控えられやすいだろう。
(村瀬智一)