日経平均は4営業日ぶりに反発。93.42円高の20048.62円(出来高概算8億7000万株)で前場の取引を終えている。25日の米国市場は主要企業の決算内容が好感されたほか、原油相場の上昇を受けて買いが先行。予想を上回る経済指標のほか、米上院でヘルスケア協議を進める決定をしたため、トランプ政権による経済政策が実施に向けて前進するとの期待が再燃した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円高の20060円だった。

 シカゴ先物にさや寄せする格好から、日経平均は節目の2万円を回復して始まると、一時20116.00円まで上げ幅を広げる場面をみせている。ただ同水準に位置する25日線での攻防となるなか、その後はやや上げ幅を縮めている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、若干値下がり数が上回っている。セクターでは非鉄金属、証券、鉱業、鉄鋼、銀行、機械が堅調。半面、水産農林、空運、化学、その他金融、繊維が小安い。

 インデックスに絡んだ商いによる影響が大きく、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>、京セラ<6971>、塩野義薬<4507>が日経平均をけん引する格好。一方で、信越化<4063>、NTTデータ<9613>が重しになっている。日経平均は5日、25日線とのレンジ内でのこう着が続いており、2万円をキープするものの、手掛けづらさが意識されそうである。

 物色については、決算のほか証券各社による格付けを手掛かりとした物色、さらに、米トランプ政権に対する政策進行への期待が再燃するなか、設備投資関連などへの物色がみられている。その他、日経平均がこう着のなか、中小型株への物色もみられており、決算が通過しているゲーム株等を見直す動きも意識されている。
(村瀬智一)