日経平均は続伸。43.25円高の20093.41円(出来高概算8億6000万株)で前場の取引を終えた。26日の米国市場は堅調だったが、円相場がやや円高に振れて推移するなか、シカゴ先物清算値(20000円)にさや寄せする格好から、やや利食い先行で始まった。

 しかし、引き続き20000円処での底堅さが意識されるなか、その後はじりじりと下げ幅を縮めると、前場半ばにはプラス圏を回復している。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターではその他製品、不動産、空運、食料品が上昇。半面、銀行、海運、保険の3セクターが小幅に下落している。

 日経平均は引き続き20000円処での底堅さが意識される半面、25日線辺りに上値を抑えられており、こう着感の強い相場展開である。しかし、決算評価から任天堂<7974>が6%を超える上昇となるなど、センチメントは悪くないだろう。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファナック<6954>がけん引。また、欧州のEV加速を背景に、リチウムイオン電池関連への物色もみられている。

 ただし、明日が決算発表の第1弾のピークとなるため、全体としては模様眺めムードが強そうだ。決算の先回り的な売買もリスクがあるため、決算通過後の個別対応といった流れだろう。また、短期資金が任天堂に集中している面もあり、中小型株物色については、物色対象が絞られるとみられる。
(村瀬智一)