日経平均は反落。85.10円安の19994.54円(出来高概算9億2000万株)で前場の取引を終えた。27日の米国市場では、6月耐久財受注が予想を上振れたことが好感されNYダウは連日で高値を更新。一方で、アマゾンの決算を控えるなか、ハイテク株には利益確定の動きが強まっており、これが重石になる格好となった。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から利食い先行で始まると、その後はじりじりと下げ幅を広げる展開となった。ただ、決算発表の第一弾のピークとなるなかで積極的に売り込む流れにはならず、日経平均は2万円を若干下回る水準でのこう着が続いている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは、精密機器、食料品、電力ガス、鉱業、石油石炭が小じっかり。一方で、証券、その他製品、パルプ紙、空運、化学、鉄鋼が冴えない。

 日経平均は25日線に上値を抑えられる格好から、こう着感の強い相場展開が続いている。もっとも、週末要因で積極的な売買は手控えられているほか、なにより決算発表が第一弾のピークとなるため、結果を見極めたいとする模様眺めムードも強まりやすい。また、FANG銘柄であるアマゾンが時間外で下げていることも、今晩の米国市場への影響を警戒する向きもありそうだ。

 ただし、アマゾンについては既に決算発表を控えて、IT関連等には利益確定の流れが強まっていたことでナスダックは大きく下げていたこともあり、ある程度は織り込まれていたと考えられる。そのため東京市場についても、ここから一段と売り込む流れにはならないだろう。週末要因から手掛けづらいとこであろうが、個別に材料のある銘柄や値動きの軽い銘柄など物色対象は絞られそうだが、センチメントは悪化しないだろう。
(村瀬智一)