日経平均は9日ぶり反落。12日の米国市場でNYダウは続落し、317ドル安となった。新型コロナウイルス感染者数の増加が続き、シカゴ市では外出禁止勧告も出たことから、景気回復に悪影響を及ぼすとの懸念が広がった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで115円安からスタートすると、前日までの8日続伸で2500円超上昇したことによる過熱感から売りが出て、後場の取引開始直後に一時25215.31円(前日比305.57円安)まで下落。ただ、その後は日銀の上場投資信託(ETF)買い観測を支えに下げ渋った。

大引けの日経平均は前日比135.01円安の25385.87円となった。なお、オプション11月物の特別清算指数(SQ)は25480.28円。東証1部の売買高は13億3373万株、売買代金は2兆7215億円だった。業種別では、ゴム製品、不動産業、空運業が下落率上位で、その他も全般軟調。その他製品のみ小幅に上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の82%、対して値上がり銘柄は16%となった。

個別では、トヨタ自<7203>、キーエンス<6861>、三菱UFJ<8306>が軟調で、ソフトバンクG<9984>は小安く引けた。前日に10月工作機械受注の改善を受けて買われたファナック<6954>だが、本日は4%近い下落。新型コロナ感染拡大でJR東<9020>や旅行・外食関連株の下げも目立った。決算発表銘柄では博報堂DY<2433>や丸井G<8252>が急落。また、マイネット<3928>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、ファーストリテ<9983>は3%超の上昇。ファッションデザイナーとのコラボ商品が好調とみられている。東エレク<8035>は2%超の上昇で上場来高値を更新。任天堂<7974>やエムスリー<2413>といった「ウィズコロナ」関連のグロース(成長)株にも引き続き投資資金が向かった。7-9月期の赤字幅が大幅に縮小した日産自<7201>は7%を超える上昇となり、コーア商事HD<9273>などは決算が好感されてストップ高を付けた。