日経平均は続伸。16日の米国市場でNYダウは470ドル高と続伸し、2月以来となる過去最高値を付けた。バイオ製薬のモデルナが開発している新型コロナウイルスワクチンが良好な試験データを示したことなどから、実用化への期待が一段と高まった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで136円高からスタート。およそ29年ぶりに26000円台を回復すると、朝方には一時26057.30円(前日比150.37円高)まで上昇した。ただ、その後は利益確定売りも出て上値が重く、前引けにかけてマイナスに転じる場面があった。

大引けの日経平均は前日比107.69円高の26014.62円となった。東証1部の売買高は13億7344万株、売買代金は2兆7284億円だった。業種別では、空運業、鉱業、保険業が上昇率上位だった。一方、精密機器、情報・通信業、サービス業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の35%、対して値下がり銘柄は62%となった。

個別では、値がさのファーストリテ<9983>や東エレク<8035>が連日で上場来高値を更新し、日経平均を押し上げた。三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といったメガバンク株も堅調ぶりが目立った。新型コロナワクチンへの期待が高まったことでJAL<9201>やJR東<9020>は大きく上昇。中小型株では再生可能エネルギー発電のレノバ<9519>が賑わった。10月度売上高が好感されたイオンファン<4343>も急伸。また、上期が営業黒字転換したUMCエレ<6615>や自社株買い実施を発表したエンプラス<6961>は東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、ソニー<6758>、トヨタ自<7203>はさえない。リクルートHD<6098>は今期減益見通しを発表し、2%の下落となった。中小型株ではチェンジ<3962>が急反落し、スカラ<4845>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。