日経平均は4日ぶり大幅反落。10日の米国市場でNYダウは6日ぶりに反落し、34ドル安となった。インフレ加速懸念や長期金利の上昇から主力ハイテク株の売りがかさみ、ナスダック総合指数は2.6%の下落。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4.7%の大幅下落となった。本日の日経平均はこうした流れを嫌気して279円安からスタートすると、株価指数先物や値がさ株を中心に売りが広がって下げ幅を拡大。後場には28535.36円(前日比982.98円安)まで下落する場面があった。

大引けの日経平均は前日比909.75円安の28608.59円となった。下げ幅は2月26日以来の大きさ。また、終値としては4月21日以来の安値水準となる。東証1部の売買高は12億8914万株、売買代金は2兆9567億円だった。業種別では、機械、精密機器、情報・通信業が下落率上位で、その他も全般軟調。上昇したのは海運業のみだった。東証1部の値下がり銘柄は全体の91%、対して値上がり銘柄は8%となった。

個別では、売買代金トップのソフトバンクG<9984>が6%超下落したほか、ソニーG<6758>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>といった値がさ株の軟調ぶりが目立った。ファーストリテ<9983>やトヨタ自<7203>もさえない。決算発表銘柄では住友鉱<5713>などが売りに押され、パナソニック<6752>とヤマハ<7951>は6%前後の下落。また、ホクシン<7897>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>やNTT<9432>が小高く、日本製鉄<5401>は5日続伸。前日、決算発表後に売られた郵船<9101>だが本日は反発した。前日引け後の決算発表銘柄では塩野義<4507>などが買い優勢で、味の素<2802>やグリー<3632>は大きく上昇。また、極東貿易<8093>は買い気配のままストップ高比例配分となり、日ケミコン<6997>やLITALICO<7366>も東証1部上昇率上位に顔を出した。