日経平均は大幅反発。27日の米国市場でNYダウは続伸し、141ドル高となった。失業保険申請件数の減少やバイデン大統領が28日公表する予算案を巡る報道を受け、景気敏感株を中心に買いが入った。東京市場では前日にMSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)指数構成銘柄見直しに伴う売り需要が発生したが、本日の日経平均はイベント通過によるあく抜け感もあって363円高からスタート。その後強含みの展開となり、後場には29194.11円(前日比645.10円高)まで上昇する場面があった。

大引けの日経平均は前日比600.40円高の29149.41円となった。終値で29000円台を回復するのは今月10日以来。東証1部の売買高は13億5662万株、売買代金は3兆1088億円だった。業種別では、全33業種がプラスとなり、非鉄金属、鉄鋼、機械、海運業、繊維製品が上昇率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の84%、対して値下がり銘柄は14%となった。

個別では、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、レーザーテック<6920>が2%超、ソフトバンクG<9984>が3%超の上昇となった。その他売買代金上位も任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、ソニーG<6758>など全般堅調。航空機のエアバスの増産計画を受けて大阪チタ<5726>や邦チタニウム<5727>が急伸した。また、旧村上系ファンドの大量保有報告書が提出された富士石油<5017>は東証1部上昇率トップとなり、業績上方修正のフィルカンパニー<3267>は買い気配のままストップ高比例配分となった。一方、サイバー<4751>は利益確定売り優勢で3%超の下落。エイベックス<7860>の筆頭株主になるとも伝わっており、エイベックスは株式価値の希薄化が嫌気されて売られた。武田薬<4502>や花王<4452>も軟調。また、事業再生ADR(裁判以外の紛争解決)が成立したワタベ<4696>は売りがかさみ、アトラエ<6194>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。