日経平均は5日続落。19日の米国市場でNYダウは大幅に続落し、725ドル安となった。世界的に新型コロナウイルスのデルタ株が流行しており、リスク回避ムードが広がった。米10年物国債利回りは1.2%を割り込み、「恐怖指数」とされる米株の変動性指数(VIX)も節目の20を上回った。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで300円安からスタートすると、前場中ごろには一時27330.15円(前日比322.59円安)まで下落。下値では個人投資家の押し目買いも入ったが、週後半の連休を前に戻りは限定的だった。

大引けの日経平均は前日比264.58円安の27388.16円となった。終値としては1月6日以来の安値水準となる。東証1部の売買高は10億8646万株、売買代金は2兆3941億円だった。業種別では、鉱業、不動産業、非鉄金属が下落率上位で、その他も全般軟調。上昇したのは精密機器と食料品の2業種のみだった。東証1部の値下がり銘柄は全体の76%、対して値上がり銘柄は20%となった。

個別では、任天堂<7974>、ソニーG<6758>、ファナック<6954>が2%超下落したほか、トヨタ自<7203>、ソフトバンクG<9984>、ファーストリテ<9983>などが軟調。中小型株では前日ストップ高のファーマF<2929>が利益確定売りに押された。産油国が減産規模の縮小で合意し、INPEX<1605>などは原油価格の下落に連れ安。また、JVCKW<6632>は一部報道を受けた前日の急騰について過剰反応との指摘もあり、東証1部下落率上位に顔を出した。一方、業績上方修正を発表したキヤノン<7751>が賑わい、東証1部上昇率トップとなった。前日の米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が小幅ながら上昇し、レーザーテック<6920>は3%超の上昇。新型コロナ向け治療薬「抗体カクテル療法」の国内承認を得た中外薬<4519>は小じっかり。KOA<6999>は業績上方修正、ワッツ<2735>は増配を好感した買いが入った。