日経平均は3日ぶり大幅反発、500円超高、米株高受け心理上向く
大引けの日経平均は前営業日比510.08円高の29301.79円となった。終値としては昨年11月25日以来の高値水準となる。東証1部の売買高は11億0993万株、売買代金は2兆7598億円だった。業種別では、海運業、輸送用機器、保険業が上昇率上位で、その他も全般堅調。パルプ・紙、鉱業の2業種のみ下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の74%、対して値下がり銘柄は23%となった。
個別では、トヨタ自<7203>が6%の上昇となり、上場来高値(株式分割考慮)を更新。2025年をメドに独自の車載用基盤ソフトを実用化すると報じられた。川崎船<9107>、郵船<9101>、商船三井<9104>といった海運株も大きく上昇。東エレク<8035>は米半導体株高の流れを引き継ぎ、上場来高値を更新した。その他売買代金上位もソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>など全般堅調。また、スマバリュ<9417>や川崎船が東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、売買代金トップのレーザーテック<6920>は利益確定売りが出て2%超下落し、ファーストリテ<9983>は連日で昨年来安値を更新。レノバ<9519>は再び売りがかさむ場面があり、OLC<4661>は新型コロナ感染拡大が警戒されて軟調だった。また、ネットプロHD<7383>や三井松島HD<1518>が東証1部下落率上位に顔を出した。