日経平均は4日ぶりに大幅反発。11日の米株式市場でNYダウは5日ぶりに反発。再任指名に伴う公聴会での連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の証言は一段と金融引き締め懸念を強めるものではなかったことから警戒感が後退。金利が低下に転じたことでハイテク株を中心に買い戻され、ナスダック総合指数も大幅続伸。こうした流れを引き継いで日経平均は227.05円高でスタート。香港ハンセン指数の上昇が追い風となり、前場中頃から騰勢を強めると上げ幅を500円超に広げた。後場は上昇一服から高値圏でのもみ合いが続いたが、取引終盤にかけて改めて買いが優勢となると、引け間際に28814.31円とこの日の高値を付けた。

 大引けの日経平均は前日比543.18円高の28765.66円となった。東証1部の売買高は11億9795万株、売買代金は3兆0151億円だった。セクターでは鉱業、海運業、金属製品を筆頭にほぼ全面高となり、電気・ガス業、保険業のみが下落となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の88%、対して値下がり銘柄は10%となった。

 個別では、東エレク<8035>、ルネサス<6723>、SUMCO<3436>などの半導体関連が大幅高。自社株買いの進捗が確認されたソフトバンクG<9984>も急伸。直近下落が目立っていたキーエンス<6861>、ベイカレント<6532>、SHIFT<3697>などのグロース(成長)株の一角も大幅に反発。ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>、日本電産<6594>なども堅調で、川崎汽船<9107>やINPEX<1605>などの市況関連の急伸ぶりも目立った。9-11月期業績が市場予想を下振れ、通期計画も据え置かれた安川電機<6506>は売りが先行したものの、受注の好調も評価され切り返して反発。好決算が評価された技研製作所<6289>が大幅高で、国内証券が投資判断を引き上げたくら寿司<2695>も買われた。業績予想を上方修正したタマホーム<1419>は東証1部の上昇率上位に躍り出た。

 一方、米長期金利の上昇一服から三井住友<8316>や東京海上HD<8766>が軟調で、第一生命HD<8750>が大きく下落。直近上昇が続いていたデンソー<6902>は利益確定売りに押され、エーザイ<4523>や第一三共<4568>、KDDI<9433>などのディフェンシブ銘柄で冴えないものが散見された。好決算も低進捗率が嫌気されたリソー教育<4714>は売られ、今期業績見通しが市場予想を下回ったキユーピー<2809>が大幅安。9-11月期業績が失望感を誘った東京個別<4745>やわらべ日洋<2918>が急落し、業績予想を下方修正したブイキューブ<3681>と共に東証1部の下落率上位に並んだ。