日経平均は3日ぶり大幅反発。19日の米国市場でNYダウは4日続落し、339ドル安となった。金融大手の決算を好感して上昇する場面もあったが、連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めへの警戒感がくすぶり相場を押し下げた。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで65円安からスタートすると、前場中ごろまで方向感に乏しい展開だった。ただ、前日に大幅下落していたうえ、香港ハンセン指数の大幅上昇や時間外取引での米株価指数先物の堅調推移もあり、後場に入ると反発期待の買いで強含みとなった。

大引けの日経平均は前日比305.70円高の27772.93円となった。東証1部の売買高は12億8247万株、売買代金は3兆1657億円だった。業種別では、精密機器、サービス業、その他製品が上昇率上位で、その他も全般堅調。一方、海運業、保険業、鉱業など5業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の71%、対して値下がり銘柄は25%となった。

個別では、ソニーG<6758>が6%近い上昇。前日は米マイクロソフトのゲーム会社買収に絡んで急落したが、過剰反応との見方もあったようだ。その他売買代金上位ではソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、任天堂<7974>が堅調で、自社株買い実施を発表した伊藤忠<8001>は5%超の上昇。持分法適用会社の株式譲渡を発表したネクソン<3659>や次世代バイオ燃料の試験実施を発表したユーグレナ<2931>、業績・配当予想を修正したワイエイシイ<6298>も急伸し、シンシア<7782>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、郵船<9101>が軟調で、商船三井<9104>や川崎船<9107>は大幅に下落。米半導体関連株の下落を受けてレーザーテック<6920>や東エレク<8035>は小安く引けた。また、グレイス<6541>は大幅に6日続落し、海運株などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。