日経平均は大幅反発。12日の米株式市場でNYダウは6日続落。高インフレや米金融引き締め加速による景気後退懸念などを背景に終日軟調に推移。不透明感が強く荒い展開が続くなか、値ごろ感からハイテク株が買われ、ナスダック総合指数は小幅ながら反発。米株市場はまちまちだったが、前日に500円近く下落していた日経平均は買い戻しが先行し170.08円からスタート。5月限オプション取引に係る特別清算指数(SQ)は25951.24円で、これを早々に上回ったことで買い戻しが強まった。また、米長期金利が低下するなか、値がさのハイテク株の大幅高が押し上げ役となり、寄り付きから値を切り上げる展開が続いた。午後は買い戻しが一服し伸び悩んだが、時間外取引のナスダック100先物が上昇していたことが支えとなり、そのまま高値圏での推移が続いた。

 大引けの日経平均は前日比678.93円高の26427.65円となった。東証プライムの売買高は16億4818万株、売買代金は3兆5923億円だった。セクターでは石油石炭、精密機器、金属製品などを筆頭にほぼ全面高となり、パルプ・紙、鉱業、電気・ガスの3業種のみが下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の85%、対して値下がり銘柄は14%となった。

 個別では、1-3月期税引前損益で2兆円の赤字を計上したソフトバンクG<9984>は、あく抜け感や自社株買い継続への評価もあり、12%高と急伸。市場予想を上回る今期計画を示した東エレク<8035>は5%高。ファーストリテ<9983>、リクルートHD<6098>、エムスリー<2413>、SHIFT<3697>などグロース(成長)株が大幅高。オリンパス<7733>は好決算が引き続き評価され8%高。市況関連株が伸び悩むなか川崎汽船<9107>は4%高と上値追いが継続。決算が好感されたところでトプコン<7732>、日揮HD<1963>、フジクラ<5803>などが東証プライム値上がり率上位にランクイン。大幅な増益・増配計画が好感された芝浦メカ<6590>はストップ高比例配分。ENEOS<5020>は高水準の自社株買いを発表し後場に急伸した。

 一方、ハイテク・グロース株への物色が強まるなか、三井物産<8031>やINPEX<1605>などエネルギー関連株が小安い。NTTデータ<9613>は決算を受けて急落し、日産自<7201>、トレンド<4704>なども大幅安。東証プライム値下がり率上位には前日に決算発表したメドピア<6095>、KADOKAWA<9468>、カシオ<6952>、オイシックス・ラ<3182>、セコム<9735>、ベネッセHD<9783>、コーセー<4922>などが並んだ。