日経平均は3日ぶり反落。23日の米株式市場でNYダウは618ドル高と大幅続伸。バイデン米大統領が対中制裁の緩和を示唆したことや銀行大手JPモルガンの最高経営責任者(CEO)が経済の先行きについて明るい見解を示したことが好感された。ナスダック総合指数は+1.59%と4日ぶりに反発。日経平均は、前日の東京時間における時間外取引のナスダック100先物の大幅高を通じて米株高を既に織り込んでいたことで3.91円高からスタートするも、寄り付きを高値に失速。、昨日とは対照的にナスダック100先物が大きく下落していたことが重しとなった。午後はアジア市況が値を崩したことも投資家心理を悪化させ、終始軟調に推移、下げ幅は250円を超えた。

 大引けの日経平均は前日比253.38円安の26748.14円となった。東証プライムの売買高は11億1351万株、売買代金は2兆6381億円だった。セクターではサービス、陸運、パルプ・紙などを筆頭に全般売り優勢の展開。海運、空運、非鉄金属、不動産、卸売の5業種のみが上昇となった。東証プライムの値下がり銘柄は全体の85%、対して値上がり銘柄は12%となった。

 個別では、リクルートHD<6098>が6%安と売られ、東証プライム値下がり率上位に顔を出した。ソフトバンクG<9984>、ZHD<4689>、三井ハイテック<6966>などのハイテク・グロース(成長)株の多くが下落し、レーザーテック<6920>やルネサス<6723>などの半導体関連は厳しい下げ。キーエンス<6861>、信越化学<4063>、ダイキン<6367>など値がさ株も下落が目だった。前日に大幅高となっていたギフティ<4449>やマネーフォワード<3994>などの中小型グロース株も大幅安。5月既存店売上高の結果がネガティブ視された西松屋チェ<7545>、しまむら<8227>は揃って大幅に下落。

 一方、郵船<9101>や商船三井<9104>の海運大手が連日で上昇。米金融大手の業績上方修正を刺激材料に三菱UFJ<8306>がしっかりで、丸紅<8002>、住友鉱山<5713>、東邦チタニウム<5727>など資源関連株が堅調。国内証券が目標株価を引き上げたDMG森精機<6141>は5%近く上昇した。岸田首相が防衛予算を大幅に増額すると表明したことで三菱重工<7011>やIHI<7013>は朝方高く始まったがその後伸び悩んだ。ドコモ向けに電子カタログサービスの提供を発表したMITホールディングス<4016>はストップ高比例配分となった。