日経平均は大幅続伸。先週末27日の米株式市場でNYダウは575ドル高と大幅に6日続伸。4月の個人消費支出(PCE)及びPCEコアデフレーターの結果を受けてインフレや消費減速への懸念が後退したことが買い安心感に繋がった。また、長期金利の低下もハイテク株の支援要因となった。ナスダック総合指数は+3.3%と大幅に3日続伸。こうした流れを引き継いで、週明けの日経平均は311.14円高と27000円超えからスタート。朝方から買いが先行し、香港ハンセン指数も堅調ななか上値を追う展開が続いた。中国上海市で6月から全ての製造業者が生産再開の見込みとなったことも好感された。今晩の米国市場は祝日で休場だが、時間外取引のナスダック100先物が上げ幅を広げる展開となったことで、日経平均は後場もじり高基調が継続し、取引終盤に27401.24円(619.56円高)とこの日の高値を付けた。

 大引けの日経平均は前日比587.75円高の27369.43円となった。東証プライムの売買高は16億8174万株、売買代金は4兆3018億円だった。セクターではサービス、電気機器、機械を筆頭にほぼ全面高となり、海運、電気・ガス、保険の3業種のみが下落となった。東証プライムの値上がり銘柄は全体の84%、対して値下がり銘柄は14%となった。

 個別では、米ハイテク株高や中国経済の回復期待からレーザーテック<6920>、キーエンス<6861>、ダイキン<6367>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>などの関連値がさ株が急伸。リクルートHD<6098>や日本電産<6594>などグロース(成長)株も大幅高。ベイカレント<6532>やSHIFT<3697>などのグロース代表格は10%を超える上昇率。ソニーG<6758>は説明会内容が評価されて5%近く上昇。東京製鐵<5423>やシスメックス<6869>はレーティング格上げを受けて急伸。トヨタ自<7203>、デンソー<6902>などの輸送用機器も堅調。東証プライム値上がり上位にはSREHD<2980>、レノバ<9519>、ラクス<3923>、マネーフォワード<3994>など中小型グロース(成長)株が多くランクイン。

 一方、先週に大きく上昇した郵船<9101>や川崎汽船<9107>などの大手海運株は、バルチック海運指数の下落やコンテナ船運賃指数の上昇鈍化もあり、利益確定売りに押されて下落。三菱重工<7011>、東京電力HD<9501>、東京海上HD<8766>など高値圏にある銘柄が軟調。公募増資を発表したタツモ<6266>、配当権利落ちに伴う手仕舞い売りが広がったタマホーム<1419>は大きく下落し、東証プライム値下がり率上位に並んだ。ソフトバンク<9434>はレーティング格下げもあり売り優勢。ほか、日医工<4541>などが値下がり率上位に入った。