日経平均は反落。1日の米株式市場でNYダウは176ドル安と続落。好決算を発表したセールスフォースが相場を押し上げ、序盤は上昇したが、5月ISM製造業景況指数が予想外に前月比で上昇したことで長期金利が上昇、原油価格の上昇も背景に連邦準備制度理事会(FRB)による積極的な利上げへの警戒感が再燃し、結局下落した。ナスダック総合指数も-0.71%と続落。こうした流れを引き継いで日経平均は117.37円安からスタート。朝方に27251.24円(206.65円安)まで下落したが、ナスダック100先物がプラス圏に転じたことや、1ドル=130円台に再び乗せた円安進行が下支えとなり、その後は切り返す展開。前引けにかけて前日終値近辺まで戻した。ただ、27500円を手前に上値は重く、午後はもみ合い。一時下げ幅を広げる場面があったが引けにかけて持ち直した。

 大引けの日経平均は前日比44.01円安の27413.88円となった。東証プライムの売買高は10億9537万株、売買代金は2兆5463億円だった。セクターでは鉱業、医薬品、精密機器が下落率上位となった一方、石油・石炭、保険、ゴム製品が上昇率上位となった。東証プライムの値下がり銘柄は全体の65%、対して値上がり銘柄は32%となった。

 個別では、レーザーテック<6920>、ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>、ルネサス<6723>、任天堂<7974>などの主力ハイテク・グロース(成長)株が総じて大幅に下落。INPEX<1605>や住友鉱山<5713>など資源関連株の一角も安い。ユニ・チャーム<8113>、花王<4452>、味の素<2802>などの内需系銘柄や、武田薬<4502>、アステラス薬<4503>、塩野義<4507>など医薬品株の多くが大きく下落。東証プライム市場値下がり率上位にはシグマクシス<6088>、ラクスル<4384>、ギフティ<4449>、ラクス<3923>などの中小型グロース株が多く並んだ。

 一方、アフリカ子会社売却や自社株買い積極化の姿勢が評価された関西ペイント<4613>が急伸。目標株価の引き上げを受けた大阪チタニウム<5726>も急伸し、東邦チタニウム<5727>は連れ高の展開。フリュー<6238>はカバレッジ開始を受けて大幅に上昇。ダブル・スコープ<6619>はレーティング最上位継続が好感され急伸。レーティング格上げを受けて太陽誘電<6976>とリコー<7752>が買われた。海運では川崎汽船<9107>が一時大幅安も切り返して上昇。円安進行を支援要因に三菱自<7211>も大幅高。東証プライム売買代金ではその他、ファーストリテ<9983>、TDK<6762>、東芝<6502>が大きく上昇。東証プライム値上がり率上位には決算が好感された内田洋行<8057>などもランクイン。