日経平均は4日続伸。7日の米株式市場でNYダウは264ドル高と続伸。小売大手のターゲットが業績予想を下方修正したことで序盤は小売銘柄を中心にネガティブな動きが全体に波及したが、中盤に持ち直すと引けにかけて緩やかに上げ幅を拡大した。長期金利が低下したことでハイテク株を中心に買い戻され、ナスダック総合指数は+0.94%と続伸。米株高を引き継いで日経平均は156.31円高の28100.26円からスタート。1ドル=133円台に乗せた20年ぶりの円安進行や香港ハンセン指数の大幅高を背景に順調に上値を伸ばした。午後はもみ合いが続いていたが、終盤にかけて再び上値を試す展開となり、結局、この日の高値で引けた。

 大引けの日経平均は前日比290.34円高の28234.29円となった。東証プライム市場の売買高は13億0038万株、売買代金は3兆0101億円だった。セクターでは鉱業、不動産、卸売を筆頭に全般買い優勢の展開。一方、海運、保険、銀行、鉄鋼の4業種が下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の77%、対して値下がり銘柄は19%となった。

 個別では、ナスダックの上昇やアリババ株の急伸を追い風にソフトバンクG<9984>が大幅高となり、レーザーテック<6920>、日本電産<6594>、ダイキン<6367>など主力株が全般強い動き。トヨタ自<7203>、SUBARU<7270>など自動車関連も買われた。米大手金融機関による原油相場見通しの上方修正を背景にINPEX<1605>、石油資源開発<1662>が急伸。三菱商事<8058>や伊藤忠<8001>など商社株は軒並み大幅高。川崎重工<7012>、IHI<7013>、三菱重工<7011>の防衛関連は更に上伸。東京電力HD<9501>、富士フイルム<4901>、三井不動産<8801>のほか、レノバ<9519>、エムスリー<2413>、SHIFT<3697>なども大きく上昇。

 目標株価引き上げを受けて日揮HD<1963>が急伸。神戸物産<3038>やマクセル<6810>はレーティング格上げが材料視されて大幅高。業績予想を上方修正したクミアイ化学<4996>は失速したものの大きく上昇。東証プライム市場値上がり率上位には、第3四半期の好決算が好感されたシルバーライフ<9262>などがランクイン。

 一方、郵船<9101>、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>の大手海運株が軒並み下落。米長期金利の低下により三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、第一生命HD<8750>など金融株も軟調。チタンの国内価格交渉の行方が大筋決まったとの報道で急伸劇が続いていた大阪チタニウム<5726>、東邦チタニウム<5727>は一時上昇に転じる場面もあったが利益確定売りに押されて下落。JR東海<9022>、OLC<4661>、良品計画<7453>、資生堂<4911>などディフェンシブ系が冴えない。前日のフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は上昇していたが、東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>などの半導体関連が前日の大幅安に続いて本日も売られた。