日経平均は4日ぶり反発。先週末1日の米株式市場でNYダウは321ドル高と反発。6月ISM製造業景況指数が予想以上に悪化したことで景気後退懸念が再燃し、一時下落に転じる場面があった。一方、FRBの急速な利上げの思惑が後退したことからNYダウはその後上昇に転じ、取引終了にかけて上げ幅を広げた。堅調だった先週末の米株式相場を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。日経平均が先週末までの3日続落で1100円を超す下げとなったことから、押し目買いも入りやすかった。前場はダウ平均先物が軟調なことなどから日経平均は伸び悩む場面もあった。今晩の米市場が休場となることもあり、後場はやや見送りムードが広がる中、ダウ平均先物の下値が堅かったことなどもあり、日経平均は取引終了にかけて底堅く推移した。

大引けの日経平均は前日比218.19円高の26153.81円となった。東証プライムの売買高は10億9779万株、売買代金は2兆4396億円だった。セクターでは電気・ガス業、鉱業、卸売業などが上昇。一方、石油石炭製品、保険業の2業種が下落した。東証プライムの値上銘柄は全体の82%、対して値下がり銘柄は15%となった。
個別では、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、リクルートHD<6098>などが高く、電力需要拡大や原発再稼働の思惑から東電力HD<9501>など電力株が軒並み高となった。東京エネシス<1945>などの再生可能エネルギー関連銘柄も大幅に上げ、三菱商事<8058>や三井物産<8031>などの商社株も堅調だった。経産省が次世代原発開発の行程表作成の検討に入ったと報じられたこともあり助川電気<7711>など原発関連銘柄の一角も物色された。個別の材料では、百貨店子会社そごう・西武の売却について報じられ経営資源の集中が期待された7&iHD<3382>、日立物流<9086>株式売却で純利益を上方修正したSGホールディングス<9143>、今期営業黒字予想を発表したクラウディアHD<3607>、6月の既存店売上高が前年同月比14.1%増となったワークマン<7564>が高く、第1四半期が13.7%営業減益となったが市場コンセンサスを上回ったニトリHD<9843>も上げた。

一方、先週末の米株式市場でSOX指数が3.8%下落したことを受け東エレク<8035>などの半導体関連株の一角が軟調。米長期金利が低下し利ざや縮小が意識された第一生命HD<8750>やT&DHD<8795>など保険株も下げた。また、先週末に活況だった高島屋<8233>やJフロント<3086>などは利益確定売りに押された。個別の材料では、大規模な通信障害が発生したKDDI<9433>が売られた。