日経平均は続伸。13日の米株式市場でNYダウは4日続落。注目された6月の米消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を上回ったことを受け、米連邦準備理事会(FRB)の金融引き締めペースの加速が景気悪化を招くとの見方から売りが優勢の展開だった。米株安を受けた今日の日経平均は121.45円安からスタート。取引開始後は朝方軟調だったダウ平均先物が底堅い動きとなったことや、外為市場で昼前に一時1ドル=138円10銭台と朝方に比べ50-60ほど円安・ドル高に振れたことが輸出株などの株価の支えとなり、日経平均は前場中頃に上昇に転じた後、上げ幅を広げた。後場は円安・ドル高が一段と進んだこともあり、日経平均は高値圏で概ね底堅い動きとなった。

大引けの日経平均は前日比164.62円高の26643.39円となった。東証プライムの売買高は9億7278万株、売買代金は2兆2407億円だった。セクターでは水産・農林業、海運業、精密機器などが上昇。一方、電気・ガス業、銀行業、空運業が下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の57%、対して値下がり銘柄は37%となった。

個別では、キーエンス<6861>やレーザーテック<6920>、東エレク<8035>などのハイテク株・半導体関連株の一角が大幅高。川崎汽船<9107>や商船三井<9104>などの海運株も堅調に推移、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>なども上昇した。決算・業績l関連では、決算が評価されたサカタのタネ<1377>、吉野家HD<9861>、ウイングアーク1st<4432>、Enjin<7370>、業績予想を上方修正したプラズマ<6668>、トレファク<3093>、ノダ<7879>、アイドマHD<7373>などが大幅に上げた。業績以外の材料では、EV用ワイヤレス充電を手掛ける米社に出資すると発表したエネチェンジ<4169>、九州大学と共同研究契約を締結したHMT<6090>、シンガポール社とブロックチェーンゲームの共同事業で基本合意したワンプラ<4199>などが物色された。

一方、低調な四半期決算を発表したマネーフォワード<3994>、TSIホールディングス<3608>、業績予想を下方修正したJINSHD<3046>などが下げた。また、ディップ<2379>、コシダカHD<2157>は決算がサプライズに乏しいことが嫌気された。業績以外の材料では、福島第1原発事故を巡る巨額賠償判決を受け原発再稼働に向けた不透明感が意識された東電力HD<9501>が売られた。