日経平均は3日ぶり反発。26日の米株式市場でダウ平均は228ドル安と反落。小売のウォルマートによる業績下方修正を受けて小売セクターが大きく売られた。国際通貨基金(IMF)が成長率見通しを引き下げたことに加え、7月消費者信頼感指数や6月新築住宅販売件数が軒並み予想を下回ったため、成長減速懸念も売り圧力となった。ダウ平均は終日軟調に推移し、ナスダック総合指数は-1.86%と3日続落。米株安を受けて日経平均は80.05円安からスタート。一時27525.09円まで下げたが、アルファベットとマイクロソフトの決算が想定程に悪くなかったことで、ナスダック100先物が大きく上昇している中、序盤に切り返すと前場後半にはプラスに転換。後場は明日午前3時に控える米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を前に様子見ムードが広がるなか、短期筋の先物買いにより上げ幅を広げた。

 大引けの日経平均は前日比60.54円高の27715.75円となった。東証プライム市場の売買高は9億2521万株、売買代金は2兆3729億円だった。セクターでは海運、陸運、医薬品が上昇率上位となった一方、水産・農林、電気・ガス、その他金融が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の37%、対して値下がり銘柄は59%となった。

 個別では、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、ルネサス<6723>の半導体関連株が大幅高。村田製<6981>、TDK<6762>、SMC<6273>などハイテク株も堅調で、三井ハイテック<6966>、新光電工<6967>は大きく上昇。商船三井<9104>、郵船<9101>の海運が堅調。アステラス製薬<4503>は臨床試験の良好な結果を手掛かりに大幅高となり、中外製薬<4519>、第一三共<4568>などの他の医薬品株も買われた。運賃制度設計の変更に関する報道が好感された陸運が軒並み買われ、JR東日本<9020>、JR東海<9022>などが上昇した。ほか、業績予想を上方修正したタムロン<7740>、決算が手掛かりとなった栄研化学<4549>、信越ポリマー<7970>がそれぞれ急伸。ファイズHD<9325>はアマゾンジャパンの配送拠点増設を手掛かりに人気化した。

 一方、韓国子会社の上場延期の報道が利食い売りに繋がったダブル・スコープ<6619>が後場に下げ渋ったものの急落。決算発表銘柄ではマキタ<6586>、シマノ<7309>、トプコン<7732>が大きく売られ、東証プライム市場の値下がり率上位に並んだ。ほか、キヤノン<7751>、日東電工<6988>、オムロン<6645>なども決算を受けて売り優勢。