日経平均は続伸。27日の米株式市場でダウ平均は436ドル高と大幅反発。主要ハイテク企業の決算が警戒された程には悪化しなかったことで投資家心理が改善。議会上院が半導体産業支援法案を可決したことも寄与。連邦公開市場委員会(FOMC)では予想通り0.75ptの利上げが決定。あく抜け感が台頭したほか、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が今後の利上げペースについて慎重な姿勢を示したため、買い戻しが強まった。なお、ナスダック総合指数は+4.06%。日経平均は193.40円高からスタートし、寄り付き直後に28015.68円まで上昇。しかし、すぐに失速すると、前場中ごろには一時マイナスに転換する場面があった。その後再びプラス圏に浮上したが、FOMC直後の米株高の持続性やアップルなどの米主要企業決算を見極めたいとの思惑から、後場はもみ合いが続いた。

 大引けの日経平均は前日比99.73円高の27815.48円となった。東証プライム市場の売買高は13億7679万株、売買代金は3兆2742億円だった。セクターでは電気・ガス、鉱業、サービスが上昇率上位となった一方、輸送用機器、保険、空運が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の65%、対して値下がり銘柄は30%となった。

 個別では、郵船<9101>、川崎汽船<9107>が上昇。朝高後に伸び悩んだもののレーザーテック<6920>や東エレク<8035>も続伸。決算が好感された信越化学<4063>とファナック<6954>が大きく上昇し、エムスリー<2413>、三菱自<7211>、ビーグリー<3981>はそれぞれ急伸、揃って東証プライム市場の値上がり率上位に並んだ。中部電力<9502>も好決算を手掛かりに急伸し、東京電力HD<9501>、レノバ<9519>、イーレックス<9517>など電気・ガスセクターが連れ高。原油先物相場の上昇を背景にINPEX<1605>も買われた。ほか、リクルートHD<6098>、ZHD<4689>、メルカリ<4385>、ベイカレント<6532>などグロース(成長)株が高い。Sansan<4443>はレーティング格上げ観測で大幅に上昇。

 一方、円高・ドル安進行を受けてトヨタ自<7203>、デンソー<6902>などが大きく下落。ソフトバンクG<9984>、アドバンテスト<6857>、新光電工<6967>、三井ハイテック<6966>などが米ハイテク・グロース株高に乗り切れず下落。Vコマース<2491>、小糸製作所<7276>、サイバーAG<4751>は決算を受けて大幅安。太平洋工業<7250>、カゴメ<2811>、JCRファーマ<4552>なども決算が売り材料視された。取引時間中に決算を発表したNECネッツエスアイ<1973>、デクセリアルズ<4980>、日本ゼオン<4205>、三菱電機<6503>も大きく下落した。