日経平均は続伸。先週末12日の米株式市場でNYダウは3日続伸。インフレがピークアウトしたとの見方が広がり買いが先行した。また、8月のミシガン大学消費者信頼感指数(速報値)が予想以上に改善したこともあり、経済への悲観的見方が後退し株価支援要因となった。さらに、米長期金利の低下を受けハイテク株が買われたことも株価を支え、取引終了にかけて上げ幅を拡大した。米株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。今日は中国の主要経済統計が発表されることから、市場では警戒する向きもあったが、統計発表を受けた株価の反応が限定的だったこともあり、市場では安心感が広がった。後場はやや様子見ムードが強くなったものの、日経平均はほぼ終日底堅く推移した。

大引けの日経平均は前日比324.80円高の28871.78円となった。東証プライムの売買高は9億9460万株、売買代金は2兆5601億円だった。セクターでは医薬品、精密機器、ゴム製品などが上昇。一方、海運業、鉱業、陸運業が下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の45%、対して値下がり銘柄は49%となった。

個別では、ADC技術に関する紛争で相手側の主張を全面的に否定する判断が下された第一三共<4568>が大幅高となり、ソフトバンクG<9984>やダイキン<6367>、メルカリ<4385>、ホンダ<7267>、ブリヂストン<5108>、資生堂<4911>、日本航空<9201>などが堅調に推移した。また、先週末の米株式市場でナスダック総合指数の上昇率が2%を超え、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が3%近い上げとなったことから、キーエンス<6861>やソニーG<6758>などハイテク株や、信越化<4063>、ルネサス<6723>など半導体関連株の一角にも資金が向かった。さらに、市場では引き続き決算発表銘柄への関心が高く、好決算を発表したダブルスタンダード<3925>、パンパシHD<7532>、トリドールHD<3397>、業績予想を上方修正したフェローテク<6890>、恵和<4251>、Jトラスト<8508>などが物色された。一方、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>などの海運株のほか、INPEX<1605>、三井松島HD<1518>、リクルートHD<6098>、東電力HD<9501>などが軟調。決算関連では、低調な決算を発表したワイエイシイHD<6298>、東京計器<7721>、壽屋<7809>、業績予想を下方修正したスノーピーク<7816>、すかいらーくHD<3197>、ペッパー<3053>などが売られた。