日経平均は大幅反発。7日の米株式市場でダウ平均は436ドル高と3日ぶり大幅反発。原油先物価格が1月来の安値を更新し長期金利が低下すると、インフレ懸念の緩和に伴い買い戻しが強まった。また、連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード副議長が過剰な利上げリスクに言及したほか、9月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.75pt利上げが織り込まれたとの見方が強まると、相場を一段と押し上げた。ナスダック総合指数は+2.13%と8日ぶりの大幅反発。日経平均は302.38円高とギャップアップでスタートすると、朝方から買いが先行し、昼前には一時28000円を回復。午後に入ってからもじりじりと値を切り上げる展開が続き、28000円は軽々超えて一時28083.79円(653.49円高)まで上昇した。なお、今晩は欧州中央銀行(ECB)定例理事会、パウエルFRB議長の発言が予定されている。

 大引けの日経平均は前日比634.98円高の28065.28円となった。東証プライム市場の売買高は12億765万株、売買代金は2兆9818億円だった。セクターでは精密機器、空運、医薬品を筆頭にほぼ全面高。一方、鉱業のみが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の93%、対して値下がり銘柄は6%となった。

 個別では、ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、ソニーG<6758>の主力ハイテク株のほか、OLC<4661>、ダイキン<6367>、HOYA<7741>など値がさ株が総じて高い。東エレク<8035>、ルネサス<6723>など半導体関連も大幅高。米アップルの新製品発表もあり、イビデン<4062>、ローム<6963>の関連株も大きく上昇。インフォマート<2492>、サイボウズ<4776>、レノバ<9519>など中小型グロース株の一角が急伸。原油安によるコスト減を好感しユニ・チャーム<8113>、花王<4452>、レンゴー<3941>なども強い動き。国際線予約数の急回復の報道を手掛かりにJAL<9201>、ANAHD<9202>の空運も高い。NTT<9432>、バンナムHD<7832>、NTN<6472>はレーティングを材料に大幅高。アイル<3854>は今期見通し及び中計が好感されて急伸。

 一方、原油先物価格の急落を受けてINPEX<1605>が軟調。グロース株の中ではJMDC<4483>が大幅に下落。ほか、SHIFT<3697>、マネフォ<3994>、ラクス<3923>などグロース株の一角で冴えないものが散見された。パーク24<4666>は東京五輪のスポンサー選定を巡る一件での幹部への調査が伝わり大幅に下落。アイモバイル<6535>は今期見通しが物足りないとの評価から大きく売られた。ほか、レーティングの格下げを受けて三井不動産<8801>、川崎重工<7012>が下落した。