日経平均は3日続伸。先週末9日の米株式市場でNYダウは3日続伸。ドル高が一段落したほか、予想を上回った企業決算を受け買いが先行した。週末で買い戻しが加速したほか、13日発表予定の8月の消費者物価指数(CPI)の改善が期待され長期金利が低下したこともありハイテク株が買われ、主要株価指数は上げ幅を拡大して取引を終了した。米株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行し、日経平均は268.84円高でスタート。政府が新型コロナ水際対策の入国者数上限を撤廃する調整に入ったと伝えられたことから、経済活動の本格再開への期待感が高まったことも株価支援要因となり、日経平均は売買一巡後はやや様子見ムードが広がったが概ね底堅く推移し、3日続伸となった。

大引けの日経平均は前日比327.36円高の28542.11円となった。東証プライムの売買高は9億2587万株、売買代金は2兆1699億円だった。セクターでは陸運業、空運業、精密機器などが上昇。一方、鉱業、電気・ガス業、海運業が下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の68%、対して値下がり銘柄は26%となった。

個別では、ソフトバンクG<9984>やファーストリテ<9983>、資生堂<4911>、オリンパス<7733>、三菱自<7211>、村田製<6981>、ダブル・スコープ<6619>などが高く、メルカリ <4385>やエムスリー<2413>などのグロース(成長)株、東エレク<8035>やルネサス<6723>など半導体関連株も堅調だった。また、新型コロナ水際対策の緩和期待から、JAL<9201>やANAHD<9202>などの空運株、JR東<9020>や京急<9006>、京成<9009>などの電鉄株、エイチ・アイ・エス<9603>やOLC<4661>などの旅行・レジャー関連株が買われた。個別の材料では、中間期営業利益が第1四半期段階の減益から増益に転じた鎌倉新書<6184>、第1四半期営業損益が前年同期の赤字から黒字に転じたgumi<3903>がストップ高となり、今期営業黒字転換予想を発表したエイチーム<3662>、業績予想を上方修正したオハラ<5218>、自社株買いを発表したカネカ<4118>などが物色された。

一方、三菱重<7011>、INPEX<1605>、武田薬<4502>、トヨタ<7203>などが安く、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>などの海運株、三菱UFJ<8306>など金融株の一角が軟調だった。個別の材料では、特別損失を計上したポールHD<3657>、第3四半期営業利益の伸びが鈍化したクミアイ化<4996>が安く、今期営業損益黒字転換予想を発表した鳥貴族HD<3193>も朝高の後は下げに転じた。