日経平均は反発。28日の米株式市場でダウ平均は548ドル高と7日ぶり大幅反発。英国中銀が長期国債の無制限買取などを発表し金融市場の混乱が緩和したため、安心感から買いが先行。米国内の長期金利も大幅低下したため買戻しが加速し終日堅調に推移した。ナスダック総合指数は+2.05%と大幅続伸。本日は権利落ち日で配当落ち分の223円程度の下押し圧力があったが、地合いの好転を背景に日経平均は106.52円高からスタート。26450.59円(276.61円高)まで上昇した後は買い一巡で伸び悩み、軟調なダウ平均先物の動きを受けて前引けにかけて一時大きく失速する場面があった。ただ、後場はダウ平均先物の上昇転換で再び上げ幅を広げる展開となり、結局、この日の高値圏まで値を戻した。

 大引けの日経平均は前日比248.07円高の26422.05円となった。東証プライム市場の売買高は14億361万株、売買代金は3兆2455億円だった。セクターでは医薬品、繊維製品、陸運が上昇率上位となった一方、海運、鉄鋼、銀行が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の68%、対して値下がり銘柄は29%だった。

 個別では主力処でファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、HOYA<7741>、OLC<4661>などが上昇。JR東海<9022>を筆頭に陸運が全般買われた。新型コロナ経口薬で進展が確認され、目標株価の引き上げも観測された塩野義<4507>が大幅高となり、中外製薬<4519>、第一三共<4568>など関連株も連れ高。レカネマブの臨床試験で進展が確認されたエーザイ<4523>は2日連続のストップ高比例配分。欧州関連の一角として直近の下落がきつかったアシックス<7936>が急反発し、業績上振れ観測のあったNRI<4307>も買われた。ほか、チェンジ<3962>、インフォマート<2492>、サイボウズ<4776>など中小型のグロース株で大幅に上昇する銘柄が散見された。東証スタンダード市場では八十二銀行<8359>との経営統合を発表した長野銀行<8521>が急伸した。

 一方、配当落ちに伴う処分売りで郵船<9101>と商船三井<9104>が大きく下落。前日の米ハイテク株高にもかかわらず、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>の半導体関連のほか、ソニーG<6758>、日本電産<6594>、ファナック<6954>、村田製<6981>、TDK<6762>などが下落。自動車関連ではマツダ<7261>が連日の大幅安で、三菱自<7211>、デンソー<6902>、ホンダ<7267>などその他の自動車関連も軟調。日本製鉄<5401>、三菱UFJ<8306>、丸紅<8002>、石油資源開発<1662>、IHI<7013>などの市況関連株の一角も下落。西松屋チェ<7545>は小幅な増配や自社株買いが好感されず、業績予想の下方修正を受けて急落した。