日経平均は3日ぶり小反落、FOMC直前に控え様子見ムード
大引けの日経平均は前日比15.53円安の27663.39円となった。東証プライム市場の売買高は14億3069万株、売買代金は3兆3799億円だった。セクターでは精密機器、サービス、化学が下落率上位となった一方、鉱業、鉄鋼、水産・農林が上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の55%、対して値上がり銘柄は40%だった。
個別では、業績予想を上方修正したソニーG<6758>、日本製鉄<5401>、ニチレイ<2871>、横河電機<6841>、TDK<6762>が大幅に上昇。直近、好決算が確認されたばかりの三井物産<8031>、双日<2768>、NTN<6472>、東邦チタニウム<5727>、JVCKW<6632>なども大幅高。日本冶金<5480>、スミダコーポ<6817>は前日のストップ高に続いて本日も2ケタ上昇率で急伸。取引時間中に業績予想の上方修正を発表したSUBARU<7270>、ダイセル<4202>、サンゲツ<8130>は後場から急伸。パナHD<6752>は米国でのインフレ削減法案が業績に寄与するとの見方が説明会で示されたもようで大幅高。ほか、ソフトバンクG<9984>、商船三井<9104>、INPEX<1605>、丸紅<8002>、三菱自<7211>、ソシオネクスト<6526>などが大きく上昇した。
一方、花王<4452>が大幅な減益決算を受けて急落。伊藤忠テクノ<4739>も減益決算が嫌気されて大幅安。業績予想を下方修正した住友化学<4005>、ブイキューブ<3681>、業績予想を上方修正も市場予想に届かなかった日本酸素HD<4091>も大きく下落。直近の決算を嫌気した売りが続いたLITALICO<7366>、サイバーAG<4751>なども厳しく売られた。ほか、メルカリ<4385>、ダブル・スコープ<6619>、ベイカレント<6532>などが大きく下落。前日の決算が引き続き重石となったトヨタ自<7203>は続落となった。