前日30日の米国株式市場のダウ平均は520.47ドル高(+1.47%)と大幅続伸、S&P500は17.22ポイント高(+0.38%)と反発、ナスダック総合指数は32.27ポイント安(-0.23%)と続落した。インフレ指標が想定通り鈍化の兆候を示し、利上げ終了観測が好感された。また、11月シカゴ購買部協会景気指数が拡大域を回復するなど、景気の底堅さが確認されると上げ幅を拡大した。一方、長期金利が上昇に転じたためハイテク株は売られた。まちまちとなった米株市場を横目に、日経平均は前日比50.55円高の33537.44円と続伸して取引を開始した。ただ、買いは続かずマイナス圏に転落すると、その後は終日売り買いが交錯して前日終値付近でもみ合う展開となった。外為市場で円安に振れたことが輸出株などの株価を支える要因となったが、ナスダックやSOX指数の下落が国内のハイテク株や半導体関連株の重しとなった。また、手掛かり材料難のなか、週末要因に加えて、米国で米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演が予定されていることから、様子見ムードが広がった可能性もある。

 大引けの日経平均は前日比55.38円安の33431.51円となった。東証プライム市場の売買高は13億6318万株、売買代金は3兆4666億円だった。セクターでは、サービス業、精密機器、情報・通信業などが下落率上位に並んだ。一方で、卸売業、倉庫・運輸関連業、輸送用機器などが上昇率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は46%、対して値下がり銘柄は51%となっている。

 個別では、東エレク<8035>やディスコ<6146>などの半導体関連株の一角が軟調に推移。また、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、ソシオネクスト<6526>、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>、アドバンテ<6857>、なども下落した。ほか、オーケストラ<6533>やドリームインキュベータ<4310>などが急落、さくらインターネット<3778>、グリムス<3150>、大阪ソーダ<4046>などが値下がり率上位となった。

 一方、トヨタ自<7203>やホンダ<7267>などの自動車関連株、三菱商事<8058>や三井物産<8031>などの商社株、川崎船<9107>や日本郵船<9101>などの海運株が堅調に推移した。また、三菱UFJ<8306>や三井住友FG<8316>などの金融株、レーザーテック<6920>、三菱重工業<7011>、JT<2914> 、TOWA<6315>、なども上昇した。ほか、業績・配当予想を上方修正したソリトンシステムズ<3040>が大幅上昇、ヤマエグループHD<7130>、トリケミカル<4369>、などが値上がり率上位となった。