前日5日の米国株式市場のダウ平均は79.88ドル安(-0.22%)、S&P500は2.60ポイント安(-0.06%)と続落、ナスダック総合指数は44.42ポイント高(+0.31%)と反発した。JOLT求人件数が予想を下回り労働市場の鈍化が明らかになり、景気減速を警戒した売りが広がった。ただ、長期金利の低下でハイテク株は買い戻され、ナスダックは上昇に転じて相場の下値を支えた。まちまちとなった米株市場を横目に、日経平均は前日比153.10円高の32928.92円と4日ぶりに反発して取引を開始した。その後も買いが集まり取引終盤までじりじりと上げ幅を広げる展開となった。米長期金利の低下を受けてナスダックが反発したことが東京市場でハイテク株やグロース(成長)株の株価を支える要因となった。また、日経平均は前日までの3日続落で700円を超す下げとなったことから、押し目買いも入りやすかった。そのほか、テクニカル面でも25日移動平均線付近がサポートラインとして意識された可能性もある。

 大引けの日経平均は前日比670.08円高の33445.90円となった。東証プライム市場の売買高は14億3245万株、売買代金は3兆5298億円だった。セクターでは、精密機器、電気・ガス業、証券・商品先物取引業など、東証33業種すべてが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は93%、対して値下がり銘柄は6%となっている。

 個別では、東エレク<8035>やディスコ<6146>、レーザーテック<6920>などの半導体関連株が堅調に推移。また、トヨタ自<7203>やホンダ<7267>などの自動車関連株、三菱商事<8058>や三井物産<8031>などの商社株も上昇。ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>、キーエンス<6861>、アドバンテ<6857>、リクルートHD<6098>なども上昇した。ほか、半導体製造装置向け基幹部材の増産報道が伝わった東洋炭素<5310>が大幅高、さくらインターネット<3778>、TOPPANホールディングス<7911>などが値上がり率上位となった。

 一方、ゼンショーHD<7550>、アイスタイル<3660>、ブイキューブ<3681>などが下落した。ほか、公募増資など実施による株式価値の希薄化を嫌気されたトモニHD<8600>がストップ安、11月既存店売上高が10カ月連続で前年上回るも伸び率が鈍化したジンズホールディングス<3046>が急落、タツモ<6266>、ネットプロHD<7383>などが値下がり率上位となった。