21日の米国市場はまちまち。ダウ平均は48.44ドル高(+0.13%)の38612.24ドル、ナスダックは49.91ポイント安(-0.32%)の15580.87、S&P500は6.29ポイント高(+0.13%)の4981.80で取引を終了した。半導体エヌビディアの四半期決算発表を警戒した売りが続き、寄り付き後は下落。その後も、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表を控えた調整売り圧力も強まり、一段安となった。議事要旨で、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げに慎重な姿勢が確認されたため利下げ期待が後退し、一段と売りに拍車がかかり、下げ幅を拡大。しかし、引けにかけて、調整と見られる買戻しにダウは切り返し、ナスダックも下げ幅を縮小し終了した。

注目のエヌビディアの決算が市場予想を上回り、時間外で買われたことから、東京市場は買い優勢で取引を開始した。半導体関連の東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>が指数を押し上げたことなどから、日経平均は10時16分に38924.88円と1989年12月29日につけた終値ベースでの史上最高値38915.87円をついに上回った。後場も日経平均は上げ幅を拡大し、39156.97円まで上昇。終値ベースでも明確に史上最高値を更新するなど歴史的な一日となった。

大引けの日経平均は前日比836.52円高(+2.19%)の39098.68円となった。東証プライム市場の売買高は17億6948万株、売買代金5兆5622億円だった。セクター別では、電気機器、輸送用機器、機械、石油・石炭製品、鉱業などが買われたほか、医薬品、サービス業の2セクターのみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は65%、対して値下がり銘柄は31%となっている。

日経平均採用銘柄では、東エレク、アドバンテストのほか、スクリーンHD<7735>、レーザーテック<6920>、ルネサスエレクトロニクス<6723>など半導体株が総じて上昇。ソフトバンクグループ<9984>も買われた。また、半導体材料を強化と伝わったレゾナックHD<4004>も買い優勢となった。このほか、日立<6501>、信越化学<4063>、三菱商事<8058>、トヨタ自<7203>が買われた。日経平均採用以外では、昨日に続き日本マイクロニクス<6871>が大幅高。

一方、中外製薬<4519>、アステラス製薬<4503>、住友ファーマ<4506>、サイバーエージ<4751>など内需系がさえなかったほか、ファナック<6954>、オークマ<6103>など中国関連の一角も売られた。このほか、ニコン<7731>、住友大阪セメント<5232>、コニカミノルタ<4902>が弱い。