昨晩の米国株式市場は続落。ダウ平均は248.13ドル安(−0.65%)の37735.11ドル、ナスダックは290.07ポイント安(−1.79%)の15885.02、S&P500は61.59ポイント(−1.20%)の5061.82で取引を終了した。イランによる対イスラエル攻撃の影響が最小限に抑制されたほか、一旦終了が示唆されたため寄り付き後、上昇。その後、小売売上高が予想を上回り、利下げ期待の後退で売りに転じた。長期金利上昇でハイテクも下落。その後、イスラエルがイラン反撃の意向を示唆したため中東情勢の一段の緊迫化を警戒しさらなる売り圧力となり、終盤にかけ下げ幅を拡大し終了。

ナスダック大幅下落を受けて、東京市場はハイテクを中心に売り優勢で取引を開始。日経平均は39000円を割り込んでスタートした後は、値がさ半導体株の下げなどが影響してじりじりと下げ幅を拡大。大引けにかけてやや下げ幅を縮小したが、円安推移も下支えとはならず、プライム市場の9割近くが下落する全面安の地合いとなった。

大引けの日経平均は前日比761.60円安(−1.94%)の38471.20円となった。東証プライム市場の売買高は19億7840万株、売買代金は4兆7857億円。セクター別では、海運業、石油・石炭製品、保険業、非鉄金属、証券・商品先物取引業などが下落した一方、精密機器、医薬品の2セクターのみ上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は10%、対して値下がり銘柄は88%となっている。

日経平均採用銘柄では、三越伊勢丹HD<3099>、Jフロントリテイリング<3086>と百貨店が弱かったほか、ソシオネクスト<6526>、フジクラ<5803>、レゾナックHD<4004>、三菱重工<7011>、ディスコ<6146>、川崎汽船<9107>、富士電機<6504>も下落した。

一方、前期業績の大幅な上振れ着地を受けて、東宝<9602>が急騰し年初来高値を更新した。また、水冷モジュールの生産能力拡大を発表したことでニデック<6594>も年初来高値を更新。このほか、オリンパス<7733>が一部証券会社のレポートを材料に買われた。また、ZOZO<3092>、ファナック<6954>、HOYA<7741>、資生堂<4911>が上昇。