[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28901.42;-156.69
TOPIX;1953.42;-5.28


[寄り付き概況]

 4日の日経平均は156.69円安の28901.42円と3日ぶり反落して取引を開始した。前日3日の米国株式市場は反落。ダウ平均は23.34ドル安の34,577.04ドル、ナスダックは141.82ポイント安の13,614.51で取引を終了した。朝方発表された雇用の指標が好調で、連邦準備制度理事会(FRB)が早期に金融緩和の縮小に舵を切るのではとの警戒感から寄り付き後、下落。週次新規失業保険申請件数と5月ADP雇用統計がともに市場予想を上回り、明日の雇用統計も強い内容になるとの見方が広がった。長期金利が上昇したことで割高感の強いハイテク株が売られ、ナスダックは終日軟調に推移。ダウは予想を上回った5月ISM非製造業指数や法人税見送りの報道などに支えられ、上げに転じる場面もあったが、結局小幅に下落して取引を終えた。

 今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が下落したことが東京市場の株価の重しとなったほか、今晩発表される5月の米雇用統計を確認したいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、引き続き、新型コロナワクチンの国内での接種加速で経済活動が正常化に向かうとの期待感が株価下支え要因となったほか、外為市場で1ドル=110円30銭前後と昨日15時頃に比べ50-60銭ほど円安・ドル高に振れたことなどが安心感となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された4月の家計調査は2人以上世帯の実質消費支出が前年同月比13.0%増加した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は9.3%増加だった。

 セクター別では、情報・通信業、サービス業、不動産業、機械、精密機器などが値下がり率上位、パルプ・紙、海運業、石油石炭製品、輸送用機器、鉄鋼などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>、村田製<6981>、エムスリー<2413>、HOYA<7741>、日本電産<6594>、シマノ<7309>、ベイカレント<6532>、住友鉱<5713>などが下落。他方、トヨタ<7203>、三菱UFJ<8306>、JT<2914>、JR九州<9142>、日立<6501>、OLC<4661>、日本郵船<9101>、オリックス<8591>などが上昇している。