[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;28204.71;+139.43
TOPIX;1958.43;+0.81


[寄り付き概況]

 9日の日経平均は139.43円高の28204.71円と続伸して取引を開始した。前日8日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は193.24ドル高の31774.52ドル、ナスダックは70.23ポイント高の11862.13で取引を終了した。週次の失業保険申請件数が予想外に減少したことや、連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長がインフレを目標値まで引き下げるまで力強く行動すると公約したため金利高が警戒され、売りが先行した。欧州中央銀行(ECB)の大幅利上げに加え、追加利上げの可能性が指摘されたことも株価の重しとなった。ただ、その後は経済軟着陸(ソフトランディング)期待が強まり上昇に転じ、引けにかけては買い戻しが広がり上げ幅を拡大し取引を終えた。

 今日の東京株式市場は買いが先行した。米株式市場で主要指数が続伸したことが東京市場の株価を支えた。また、岸田首相が10月に総合経済対策を策定すると表明したことや、政府が新型コロナ感染者の療養期間短縮など一連の緩和策を正式に決めたことも先行き経済への期待感を高め、株価支援要因となった。一方、昨日の日経平均が600円を超す上げとなったことから目先的な利益確定売りが出やすく、また、今日は週末で積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日は株価指数先物・オプション9月物の特別清算指数(SQ)の算出日。SQ値はQUICK試算で28253.40円だった。取引開始後、日本時間の10時30分に8月の中国消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)が発表される。

 セクター別では、鉱業、サービス業、海運業、非鉄金属、精密機器などが値上がり率上位、空運業、ゴム製品、パルプ・紙、水産・農林業、繊維製品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、エムスリー<2413>、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、第一三共<4568>、塩野義薬<4507>、中外薬<4519>、テルモ<4543>、日立建<6305>、日本郵船<9101>、ファーストリテ<9983>、SMC<6273>、京セラ<6971>、任天堂<7974>、リクルートHD<6098>などが上昇。他方、ブリヂストン<5108>、7&iHD<3382>、ソニーG<6758>、資生堂<4911>、三菱商事<8058>、信越化<4063>などが下落している。