[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;23114.64;-461.08
TOPIX;1693.76;-31.29

[後場の投資戦略]

 イランによる駐イラク米軍基地攻撃を受けて中東情勢を巡る緊張が一気に高まり、本日の日経平均は一時600円超下落し、節目の23000円を取引時間中としてはおよそ1カ月半ぶりに割り込む場面があった。ただ、前場中ごろを過ぎると株安・円高とも一服しつつある。米軍は被害状況を確認中だが、現時点で死者は出ていないもようで、トランプ米大統領は予定していた演説を取り止めたとの情報がある。また、イラン側も米国が報復しなければ更なる攻撃を取り止めるとの考えを示しているようだ。いずれも未確認の情報だが、「ここまで状況はまだ米イラン双方のコントロール下にある」との見方が短期筋の買い戻しにつながっているものとみられる。

 しかし、日経平均は大発会から大幅な下落と上昇を繰り返しており、中東での偶発的な衝突発生や世界的なテロ拡散などのリスクを考慮しても、積極的な買いは入れづらいところだろう。新興市場でもマザーズ指数が一時3%超の下落。一般的に外部環境の影響を受けにくいとされる中小型株だが、やはり個人投資家は地政学リスクに敏感だ。当面は関連ニュースに大きく振らされる、神経質な相場展開が続きそうだ。なお、本日はABCマート<2670>やウエルシアHD<3141>の決算、米国では2019年12月のオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)全米雇用リポートなどの発表が予定されている。
(小林大純)