18日の日本株市場はこう着感の強い相場展開になりそうだ。米国では今週から本格化する4-6月期決算を見極めたいとの思惑から、投資家の様子見姿勢が強まった。また、予想を下回る経済指標のほか、原油相場の下げも嫌気され、高安まちまちの展開。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円安の20035円となり、これにサヤ寄せする格好から利食い先行の展開になりそうだ。

 その後は5日線、25日線のほか、節目の2万円での攻防になろう。米国では予想を下回る経済指標の発表が相次いでおり、追加の利上げ観測が後退している。その影響から円相場は円高に振れやすく、輸出関連などへの利益確定に向かわせやすいところであろう。

 物色の流れとしては決算発表が本格化してくるため、次第に業績相場に移行することになろう。先週はファーストリテが決算を受けて過剰に反応していたが、東証1部の売買代金が2兆円を下回る薄商いの中、より過剰に反応をみせてくることになろう。中小型株についても同様であり、個人の資金が集中する一方で、一気に資金逃避のリスクもあるため、短期的な乱高下には警戒しておきたいところである。

 また、米国ではここにきて再びハイテク株の一角が出直りをみせてきている。リード役である、フェイスブック、アマゾン、ネットフリックス、アルファベット(グーグル)の「FANG」銘柄の出直りが、日本版FANG銘柄とされる「SUNRISE」銘柄(ソフトバンクG<9984>の「S」、任天堂<7974>の「N」、リクルートHD<6098>の「R」、ソニー<6758>の「S」の4銘柄)を中心に刺激となるようだと、相場の先高期待が高まることも意識されよう。

 なお、ネットフリックスは取引終了後に4-6月期決算を発表し、一株利益は予想を下振れたものの、売上高は上振れた。時間外取引で上昇して推移しており、支援材料として意識されそうだ。
(村瀬智一)