20日の日本株市場は、こう着感の強い相場展開が続きそうである。19日の米国市場ではモルガン・スタンレーの決算が好感されたほか、原油相場の上昇、良好な住宅関連指標を受けてNYダウ、ナスダックともに上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円高の20015円、円相場は1ドル111円90銭辺りでの推移となっている。

 米株高の流れからやや買いが先行しようが、円高が重石となり、日経平均はシカゴ先物が位置する2万円を挟んでの攻防といった展開になりそうだ。また、日銀の金融政策決定会合の結果が注目されるが、金融政策の現状維持を決める見通し。これが円売り要因になるかを見極めたいところ。

 また、欧州中央銀行(ECB)が金融政策を決定し、ドラギ総裁が記者会見する。ECB理事会では金融緩和策で続けてきた資産買い入れについて、段階的に縮小して行く方針がコンセンサス。ドラギ総裁会見での発言が、円安を後押しする可能性はあるが、これを見極めたいとする模様眺めムードが強まりそうである。

 ただし、日経平均の2万円処での底堅さが意識されるなか、ビットコイン関連やゲーム関連など足元でやや調整が続いていた中小型株の一角には、自律反発狙いの買いが入りやすいだろう。その他、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>など指数インパクトの大きい銘柄や、TDK<6762>、京セラ<6971>、アルプス電<6770>などハイテクセクターの動向も注目される。
(村瀬智一)