8日の日本株市場は、引き続きこう着感が強いものの、底堅さが意識されそうだ。7日の米国市場では連銀総裁の発言が好感され、NYダウが連日で最高値を更新。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円高の20050円だった。シカゴ先物のほか、円相場も1ドル110円75銭辺りと前日と変わらずの水準であり、ほぼ横ばいで始まりそうである。

 ただし、ソフトバンクG<9984>の決算は、サプライズは無いものの、米通信の再編思惑から物色が向かう可能性があり、これが日経平均を下支えしよう。また、米国では足元で利益確定の流れが続いていたハイテク株がリバウンドをみせており、これが不安定な動きをみせているマザーズ指数や中小型株の刺激材料になりそうだ。日経平均はこう着ながらも中小型株がリバウンドをみせてくるようだと、悪化傾向にあった個人のセンチメント改善につながろう。

 もっとも、8月は夏休み休暇シーズンとなるため、海外勢の商いが細りやすい。米FANG銘柄同様、利益確定の売りが出やすい需給状況にもなるため、慎重姿勢は崩せないであろう。自律反発の域は脱せないと考えられるが、調整一巡感も意識されており、下値拾いの流れが広がりをみせるかが注目される。
(村瀬智一)