7日の日本株市場は、米株高の流れを受けて、買い先行の展開になりそうだ。6日の米国市場では、NYダウが68ドル高、ナスダックは50ポイント高と反発。イラン情勢緊迫化への警戒感から下落して寄り付いたものの、その後は緩やかに下げ幅を縮小する展開となり、引けにかけて上昇に転じている。この流れからシカゴ日経225先物清算値は大阪比215円高の23315円。円相場は1ドル108円40銭台と前日から円安に振れて推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップスタートとなろうが、テクニカル面ではマドを空けての下落から、一目均衡表では雲上限まで下げていた。遅行スパンは実線を割り込んだことから、下方シグナルが発生する格好ではあるが、一先ず雲上限が支持線として機能する格好になるため、安心感につながりやすい。

 米国ではイランとの対立が戦争にまで発展するとの予想は少ないようである。中東産原油の供給懸念から上昇していたNY原油先物が一時下げに転じると、株式市場でも投資家の警戒感が和らいだ格好である。リスク回避の動きは一時的とみた投資家が、主力株に押し目買いを入れたとみられているほか、年初で新規の投資資金が流入しやすいことも相場を押し上げた格好である。

 ただ、半導体SOX指数は下落するなど、半導体株は全般冴えない展開であったため、指数インパクトの大きい値がさハイテク株への波及も限られる可能性がありそうだ。その為、ギャップスタート後はこう着感の強い相場展開になりそうである。物色の流れとしては、主力処へのインデックスに絡んだ資金流入後は、次第に資源株や防衛関連などへの資金流入が続くほか、イランでは米軍による空爆に対して、対抗措置を求める声が高まっているようである。武力よりもサイバー攻撃の可能性が指摘されており、サイバーセキュリティ関連銘柄辺りも物色の対象になりやすい。

 その他は、外部要因に左右され難い、中小型株へ個人主体の値幅取り狙いの資金が向かう流れになりそうである。なお、米家電見本市「CES」が開催されることから、5G関連などへの関心は根強いだろう。