16日の日本株市場は、こう着ながらも底堅い相場展開になりそうだ。15日の米国市場はNYダウが12ドル安だった。バイデン大統領の1兆ドル規模のインフラ投資法案成立や11月NY連銀製造業景気指数が予想以上に上昇したため、景気回復期待から買い先行で始まった。ただし、インフラ法案の歳出がインフレのさらなる上昇に繋がるとの懸念に金利が上昇すると引けにかけて利食いに押される展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の29720円。円相場は1ドル114円10銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好からやや利食い先行で始まりそうだ。米国市場では主要な株価指数は下落とはなったものの、先週末の終値を挟んだもち合いだったこともあり、様子見ムードの強い相場展開だった。ADR市場においても小動きだったこともあり、手掛かり材料に欠ける相場展開となろう。きょうの午前中に米中首脳会談がオンラインで開催される予定のため、短期的には仕掛け的な動きも意識されるものの、全体としてはこう着感の強い相場展開だろう。

 昨日の日経平均は29800円を回復して始まった後は29750円を挟んだ狭いレンジ推移だった。上値追いは限られたものの、上値の重さを嫌気した動きもなく、東証1部の騰落銘柄も値上がり、値下がり数が拮抗した状態であり、リバランス中心の売買だった。個別では決算を手掛かりとした値幅取り狙いの動きなども見られていたが、本日についても全般こう着のなか、材料性のある中小型株などでの短期的な値幅取り狙いの動きが中心になりそうである。

 なお、日経平均は3営業日続伸でリバウンド基調を継続しており、29500円〜3万円のレンジ推移となる。大きなトレンドは出にくい状況と見られるが、短期的に売り仕掛けてくる局面においては、政府の経済対策の期待感などもあり、押し目狙いのスタンスとなろう。