26日の日本株市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果待ちのなか、引き続き不安定な相場展開が見込まれる。25日の米国市場はNYダウが66ドル安だった。ウクライナを巡る緊張に加え、連邦準備制度理事会(FRB)が開催しているFOMCへの警戒感から利益確定売りが続いた。NYダウは一時上昇に転じる局面もあったものの、引けにかけてはFRBの速やかな引き締めを警戒した根強い売りに押されており、連日で日中値幅が1000ドルを超える不安定な相場展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の27130円。円相場は1ドル113円80銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや小じっかりのスタートとなりそうだ。前日の27000円割れで、いったんは底入れも意識されやすいほか、FOMC通過後のアク抜けを想定した押し目狙いの買いも意識されやすいだろう。もっとも、米国市場は調整トレンドが本格化しているため戻り待ちの売り圧力は強い、そのため、東京市場においても前日の大幅な下げに対する自律反発狙いの動きがあったとしても、短期的な値幅取り狙いの動きにとどまりやすいと考えられる。

 また、米国では大型テック株や半導体株の弱い値動きが目立っていた。取引終了後に決算を発表したマイクロソフトは、予想を上回る内容だったものの時間外取引では5%下落して推移していることも神経質にさせるだろう。また、NYダウは連日で日中値幅が1000ドルを超える状況のなか、東京市場においても日中値幅が大きい展開が続いているため、腰の据わった資金流入は期待しづらい。反対に荒い値動きによってヘッジ対応の動きが強まることから、先物市場や米株先物市場の動向を睨みながら、短期的な値幅取り狙いの動きが中心になりそうだ。

 そのほか、VIX指数は終値で30.00を超えてきている。不安心理が高まっているなか、FOMC通過後もウクライナを巡るロシア情勢に対する緊迫化が重荷となる。さらに日米ともに決算発表が本格化することも手掛けづらくさせるだろう。そのため、決算を手掛かりとした個別での日替わり的な物色に向わせやすい。中小型株については短期的なリバウンド狙いの動きはその都度入りやすいと考えられるものの、持続性は皆無であり、資金の逃げ足の速さについては注意する必要があるだろう。