27日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める相場展開が見込まれる。26日の米国市場はNYダウが129ドル安となる一方で、ナスダックは小幅に上昇した。マイクロソフトの好決算などがけん引し買い先行で始まった。また、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え買戻しが先行し、NYダウは一時34800ドルを回復する場面もあった。ただし、パウエルFRB議長の会見では、3月の利上げの可能性や各会合での利上げの可能性も除外しないと言及したほか、バランスシートの縮小も過去に比べて速やかなペースになると言及するなどタカ派姿勢を示したため売り圧力が強まり、ダウは下落に転じた。シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円安の26920円。円相場は1ドル114円60銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から、やや売り優勢から始まることになりそうだ。シカゴ先物は一時27400円まで上昇した後に、26775円まで急落するなど、引き続き値動きの荒い状況が続いていることから、先物主導による短期的な仕掛け的な売買に振らされやすいだろう。また、テスラは取引終了後に四半期決算を発表し、時間外取引で下落していることも重荷となりそうだ。

 一方で、ナスダックは小幅ながらプラスを維持したほか、半導体株が買われていることから、FOMC通過によるアク抜けの動きも見られているようだ。また、昨夕決算を発表したファナック<6954>、日東電工<6988>などは決算評価の動きが期待されることから、日経平均を下支えする可能性にも期待したいところであろう。そのため、日経平均は下値を探るトレンドを形成しているものの、下げ渋る動きを見せてくるようだと、押し目狙いの動きも意識されてくる可能性はあるだろう。

 また、昨日はマザーズ指数、JASDAQ平均が4営業日ぶりに反発した。明確なボトム形成は確認されていないものの、ひとまずFOMC通過によって値ごろ感からの買いは意識されそうだ。また、決算発表が本格化してきたが、上方修正や配当の増額修正の動きが目立っているため、これを材料視した個別物色の動きも強まりやすい。特に足元で調整が続いていたこともあり、修正リバウンドを狙ったスタンスは強まろう。