25日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、こう着の強い相場展開になりそうだ。22日の米国市場はNYダウが981ドル安だった。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が大幅利上げを示唆したことを受けた投資家心理の悪化で、年内の利上げペース加速を警戒した売りが続き、引けにかけて下げ幅を拡大した。セクター別では、ヘルスケア機器・サービスや電気通信サービスの下げが目立った。シカゴ日経225先物清算値は大阪比345円安の26755円。円相場は1ドル128円80銭台で推移している。

 シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まることになりそうだ。これにより、今後は26500円や4月12日につけた26304円辺りが意識されてくる可能性も出てくるため、一段と神経質にさせてくることになろう。ただし、VIX指数は28を超えてきたものの、日経225先物の下落率は1.4%程度にとどまっており、米国市場の大幅下落ほどリスクオフには向かわない可能性もありそうだ。ゴールデンウイーク(GW)を控えているほか、GW中に5月の米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されることから積極的な売買は手控えられると考えられる。

 そのため、先物主導による短期的な売買に値幅が出る可能性はあるものの、その後のショートカバーの動きも速いと見られる。また、今週は米国では大型テック株の決算が控えているほか、国内においても主要企業の決算が本格化することから仕掛け的な動きも出にくいところだろう。また、米国市場は出来高を伴っての大幅な下落だったことから、今後の利上げを一気に織り込む形でリスクポジションを圧縮した可能性はありそうだ。グローベックスの米株先物で底堅さが意識されるようだと、目先的な底入れ感も高まってくる可能性から、リバウンド機運に繋がる展開も想定しておきたいところだろう。

 物色については指数インパクトの大きい値がさ株が売り先行で始まることから、値がさハイテク株などの売り一巡後の短期的なリバウンド狙いのほか、主要企業の決算が本格化するため、低迷している銘柄などへはアク抜けを想定した先回り的な動きを見せてくるかが注目される。また、中小型株についてはマザーズ指数の700割れが意識されるなか、一気に3月安値水準に接近する局面においては、自律反発を狙った押し目拾いの動きも見せてくる可能性があるだろう。